今年も採点表を残しておきます。
点数は先入観を持たないように審査員が点数を付ける前に採点しています。
10点満点です。
1.令和ロマン 6
2.シシガシラ 8
3.さや香 7
4.カベポスター 6
5.マユリカ 7
6.ヤーレンズ 8
7.真空ジェシカ 6
8.ダンビラムーチョ 3
9.くらげ 3
10.モグライダー 3
最終決戦
1.令和ロマン 7
2.ヤーレンズ 8
3.さや香 7
番外
審査員 海原ともこ 5
シシガシラをちょっと高くつけすぎましたね。見ていて、点数が伸びないであろうことはわかっていたのですが、それにしてもここまで審査員の点数が低く出てしまうとは。
静かに、でも少しずつジワジワ来る感じが好みでした。
爆笑をとるというよりもあまりにもおっしゃることがごもっともなことが続いて、だんだん面白くなってくるという。
批評精神のある笑いというのは勢いが出にくくて賞レースでは不利ですね。同じハゲネタでもトレンディエンジェルのものより好きでした。
漫才ですのであくまで「笑い」という形で表現していますが、近年のなんでもかんでもポリコレな風潮で、本人の努力ではどうすることもできない身体的な特徴である「ハゲ」に対してここまで寛容で野放しなのは、どう考えても恣意的でおかしいと、私も思います。
今回の個人的ベストはヤーレンズ。「つまらないものですが」に「『北京原人』のDVD」を持ってきたところでやられました。
審査員の海原ともこに関して、お笑いにたいして詳しくない私は「だれ?」と思いネットで調べたぐらいですが、調べてもそこまでの実績をもっているようには思えず、実際の審査を見ても、ただのお笑いファンが審査員席に座っているだけという感が否めず、好みで極端な点をつけて全体の点数のバランスを崩さなかっただけましでしたが、ちょっと物足りなかったですね。
ちなみに去年(2022)の採点表がこれです。
1.カベポスター 5
2.真空ジェシカ 5
3.オズワルド 5
4.ロングコートダディ 6
5.さや香 7
6.男性ブランコ 7
7.ダイヤモンド 4
8.ヨネダ2000 3
9.キュウ 8
10.ウエストランド 4
決勝
1.ウエストランド 7
2.ロングコートダディ 6
3.さや香 8
点数を比べて見ると、やはり全体的に去年より今年のほうがレベルが高かったように思えます。去年が結構あれでしたので、あまり期待せずに見たのですが、予想以上におもしろかった。
(ちなみになぜか2019年はブログに記録していなかったのですが、ミルクボーイなら10点をつけていたでしょうね)
わめいたり、暴れたりして「どうだ?おもしろいだろ?」みたいな雰囲気で、場の空気を持っていこうとするタイプの笑いが少なかったのが良かったですね。
歌ネタは元歌を知らなかったり、あまり馴染みがないと見ている方は置いてけぼりになってしまうので、あまり好きではありません。
くらげは審査員の松本人志も言っていたようにまるで素人がミルクボーイのパクリをやっているようにしか見えず、しかも最後までそのおもしろくないものをワンパターンで通してしまったので、逆にびっくりしました。サーティーワンのアイスクリームだの口紅のブランドだの、ネタの選び方もM1で勝負するには「正気か?そんなん知らんがな」というような題材でしたしね。悪い意味で印象に残りました。
去年があまりにもいまいちだったので、そろそろM1はいいかなと思っていたのですが、まだまだ面白い芸人が埋もれていて、新たに出てくるのがわかり、良かったです。
純粋に漫才師としての評価をこの大会一つで決めるのは必ずしも適切ではないかもしれませんが、この緊張感、完璧なフォーマットや演出と合わせてやはりバラエティ番組としては突出していますね。