今、アイスマンが熱い。
4/7（日） 24:10～25:00
NHKスペシャル（再放送）「完全解凍！アイスマン ～５０００年前の男は語る～」
4/13（土） 23:00～24:00
ETV特集「アイスマン ～５０００年前の男は語る～」
「アイスマン」というのは、１９９１年にイタリア・オーストリア国境付近にあるアルプスの氷河から発見された世界最古の冷凍ミイラのことで、つい最近、このアイスマンを完全解凍する調査が始まったのだ。
5000年前の人類の謎が、想像や推測ではなく、動かぬ物証で明らかになるのだから、ワクワクするではありませんか。
番組を見ると、彼らは小麦をこねて焼いたパンを食べていたし、武器を作るための銅の精錬技術もあったし、なんと東洋医学でいうところの鍼灸の知識を駆使して腰痛の治療まで行っていたのだ。5000年前の人類、すごすぎ。そして、5000年前のことをそこまで分析できてしまう現代の科学技術もすごすぎ。
さらに、アイスマンの死因が他殺であったこともわかったのだ。ご丁寧に、犯人が殺した証拠の隠滅を図っていることまで明らかになっている。
俗説で「縄文時代は狩猟採集で得た食べ物を公平に分けあい、争いもなく平和だったが、弥生時代になって稲作が始まると身分の差ができて、争いもおこるようになった」みたいな原始共産制礼賛のユートピア論みたいなのがあって、前々からウソっぽいなあと思っていたのだが、やはり人類は、昔から現代人と同じぐらい賢くて、愚かだったということなのだろう。
画像はホットなクールガイとしてお馴染X-MENの一員、アイスマンである。
もちろん、番組とは何の関係もない。
つまりはそういうことだ。
