読んだ。
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/10/20
- メディア: 新書
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本書で筆者自身が言うように、よくある文章読本って、プロの書いたいろんな「名文」がずらずらっと並んで、「それ、確かにうまいけれど、絶対書けないから」と思わされるものが多い中、これは普通の人が普通にちょっといいものを書くコツが紹介してあってなかなか良い本だと思った。
男の随筆は「私は利口だからみんな見ならえ」、女の随筆は「私は感性が優れていてセンスがいいのよ」ということが書いてあるという指摘は全くもってその通り。
本書で特に、普段ブログを書いていて参考になった第十講、十一講の紀行文、随筆(エッセイ)の書き方のコツをメモ。
紀行文を書くコツ
「見たものを書く」
「調べたものを付け加える」
「旅のエピソードを書く」
「心のふわふわを書く」
「その国がわかるように書く」
裏技として、使うといい言葉が「まだわからない」
随筆を書くコツ
「自慢話にしない」
「自分の体験にもとづいて書く」
「『変わり者の私は』的自己表現をやめる」
「『私達の世代はそうではなかった』的自己表現をやめる」
これを見て、気になった人、もっと知りたいと思った人はぜひ本書を。
つまりはそういうことだ。