コンフェデレーションズカップ反省会 日本代表復活の秘策

コンフェデレーションズカップはまだ終わっていないけれど、日本代表は終戦なので、総括を。

3試合の感想

ブラジル戦 実力のあまりの差に悔しい

イタリア戦 惜しかったのにつまらないミスが惜しまれ悔しい

メキシコ戦 いいところなく負けて悔しい

全体を通しての感想

三試合を通して見て、ものすごく印象的だったのだが、日本は試合運びが下手すぎ、というか、試合運びという概念そのものがないかのようだった。

他の国は攻めるところと守るところを、時間帯や試合の流れに合わせてメリハリをつけていたし、特に2戦目、3戦目はどの国もコンディション的に万全でないのを前提に、それにあわせた戦い方をしていたのに、日本は最初から最後まで全力。

で、イタリア戦まではどうにか最後までもったが、メキシコ戦でガス欠。

日韓大会のトルコ戦や、南アフリカ大会のパラグアイ戦、ロンドンオリンピックのメキシコ戦もそうだったが、それまでの試合でずっとフルパワーで疲れ果てていて、しかも体力がない時なりの省エネの戦い方をもっていないので、本当はもっと出来る実力をもっているはずなのに、なにもできずに負けてしまう。

これは、試合の流れおかまいなしに初めっから最後まで声を張り上げ続ける日本代表やJリーグの応援スタイルにも重なる。

今回のコンフェデレーションズカップの客席の応援を聞いていてもわかるように、強豪国で行われる試合では、試合の流れや、プレイの一つ一つに合わせて応援が盛り上がったり、ブーイングが起こったりするのと対照的だ。

なので、これはいい悪いではなくて、日本の国民性なのかもしれない。

だが、それだとW杯の一ヶ月に渡る長丁場を、たとえ実力があったとしても、勝ち続けて優勝なんてできるわけがないのではなかろうか、そんな暗澹たる思いにとらわれた。

ザッケローニの采配

イタリア戦あたりから雲行きが怪しかったが、メキシコ戦でいよいよこの人の采配に弁護のしようがなくなってきた。

歴代日本代表監督の中では選手交代がまだ一番うまい監督だとは、今でも思うのだが、それでも・・・、ダメだよなあ。

まさか吉田麻也を交代で出してくるとは・・・、この大会、替えなければいけないのは内田ではなくて長友だったのに、長友をフル出場させようとして負傷させてしまうという最悪の事態・・・、これは結果論ではないよな。怪我明けでコンディション万全でないのは明らかなのにアジア予選から酷使しすぎだし。

やっぱりボランチは最初から中村憲剛にしておいたほうが・・・、交代で攻撃を強化するなら清武か乾のほうが・・・、この試合、輝いていた前田を下げる判断も・・・。

結論

しゃあねえ、来年限定で、日本代表に、クルピと柿谷と山口を貸したるわ。

これで解決。

異論は認めます。

つまりはそういうことだ。