今日はたまたま、オリンピック開催国の決定の30分ぐらい前に目覚めてしまったので、これも何かの縁と、テレビをつけて東京に決定した瞬間をリアルタイムで見た。
当然負けるだろうと思っていたので、東京に決まった時のことを全く想像していなくて、まず戸惑った。
最初、なんとなくオリンピックって、後進国の発展を後押しするイベント、みたいなイメージが自分の中で強かったので、トルコに勝っちゃって申し訳ないよなあ、と思った。
しかも、トルコ敗因の一つが、隣国のシリア情勢って、それ、トルコの責任じゃないし、かわいそうすぎる。
とはいえ、日本も今、決して余裕のある状況ではなくて、ここ20年ぐらい、ずっと過去をひきずって停滞しているので、未来に一つ、誰にとっても文句なしの大きな目標というか、希望の象徴のようなイベントを置いて、それに向けて国を挙げて動けるっていうのは、スポーツ方面に限らず、日本全体にいい影響があるような気がするので、これは良かったかなと思い返した。
それにどうも最近の日本は内向き、後ろ向きになりすぎていて、それだけではなくて、外に対してものすごく排他的で狭量になっている傾向をつねづね感じていたので、国際大会が日本に来れば、少しは意識が外に向いて、そういう意味でも、いろいろ良い影響もありそうな気がしてきた。
こうなると、急に欲が出てきて、どうせ日本が勝つんだったら、東京じゃなくて、今、息していないぐらい悲惨なことになっている大阪でやって欲しかったな、とか思うんだから、げんきんなものだ。
まあ、自分も7年後にまだ東京にいるのかどうか、定かではないが、とりあえずは楽しみにしていよう。
つまりはそういうことだ。