6月になったのに
6月になったのにセレッソ大阪の公式サイトにポポビッチ解任のお知らせがない。
おかしいな。
違約金や新しい監督の契約金ケチってJ2に落ちたら、もっと損失が大きくなるのがわからないのかなあ。
あ!ひょっとして、ワールドカップ後にザッケローニがセレッソ大阪の監督就任とか言うサプライズが待ってたりするのかな?
きっとそうに違いない!(やけくそ)
月は無慈悲な夜の女王
ロバート・A・ハインライン「月は無慈悲な夜の女王」を読んだ。
- 作者: ロバート・A.ハインライン,牧眞司,Robert A. Heinlein,矢野徹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/03/15
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 94回
- この商品を含むブログ (42件) を見る
2ちゃんねるのSF板における「名無しさん」の名前がこのタイトルをもじった「名無しは無慈悲な夜の女王」になっているのからもわかるように、言わずと知れた超有名作で、SFのオールタイム・ベスト100のような企画では必ずランクインするようなSFの古典なのだが、 その一方で「評価が高いわりに読んだらいまいちだった作品」「翻訳の日本語が読みづらい作品」などでもたいてい名前が上がる作品でもある。
で、自分もどちらかというとダメだったほうで、700ページ近くある作品のラスト100ページ以外は超つまらなかったので、メインサイトではなく、こちらに感想を書いておきます。
とにかく矢野徹の翻訳の日本語が酷い。
高校生の直訳みたいな文章で、日本語なのに何を言っているのかゆっくり考えながら読まないとわからない。場合によってはゆっくり読んでもよくわからない。文章を読んでいるだけで苦痛に感じる。
そして、このひどい日本語を抜きにしても、ストーリがーしょうもない。
おそらく、この作品は後世の作品に多大な影響を与えたのだろうと推測されるが、こちらは、本作の影響を受けて作られ、より洗練された作品をすでにいくつも知ってしまっているので、今さらこんな話を読まされてもなあ、という感想しか持ちようがなかった。
同じ作者の「夏への扉」(福島正実訳)は普通におもしろく読めたので、ひょっとしたら訳の問題が大きいのかもしれない。
苦労して読んだ割に報われない読書だった。
つまりはそういうことだ。