映画「デビルマン」
原作全5巻もわざわざ電子書籍で購入して、予習も万全。
満を持して、あの伝説の映画、実写版「デビルマン」をAmazonビデオにて視聴いたしました。
あらかじめ、ハードルを最低の所まで下げての視聴でしたし、一応原作準拠のシナリオのため、予習の効果もあって、そこまで苦痛を感じることなく、最後まで(さすがに1日で一気に見るのはしんどかったので、2日に分けて見ましたが)完走できました。
たぶん、原作を読まずに見たら、わけがわからないストーリーだったと思うのですが、実は、(どう考えても蛇足な設定やエピソードをたくさん加えつつも)それなりに原作に沿った映画でしたので、説明不足なところはこちらで勝手に補完しつつ見ました。
やっぱり予習しておいてよかった!…のだろうか?
でも、デビルマン変身後のCGは結構頑張ってましたね!
今さらこの映画を貶したり、矛盾を突っ込んだりするのも野暮なんですが、それでも一言言わせてもらうと、ヘッタクソな映画ですね。
まあ、わかってて見たんですが。
ところで、なぜかこの映画には、デブがどうでもいいシーンでたくさん出てくるのですが、デブに何か恨みでもあるんでしょうか、この監督は。
3人のタンクトップのデブが一般人を襲うシーンや、懐かしのKONISHIKIが牧師の姿で殺されながら「デーモンバンザイ」と叫ぶシーンなど、ストーリー上、全く必要のないデブのやられシーンが、やけに印象に残る映画でした。
でも、ダメならダメで、ここまで突き抜けてくれると、話のネタにもなるし、ニコニコ動画なんかで、みんなでツッコミながら見るという楽しみかたもできるので、まんざら悪くないですね。
製作から10年以上たった今もなお、駄作映画の度合いを測る基準として言及されるぐらい、映画ファンの記憶に残っているのは、ある意味、この映画にとって勝利とさえ言っても良いのではないでしょうか?
なにはともあれ、今後も好事家の間で長く語り継がれる映画であることは間違いないので、自分もようやく見ることができて、ノルマを果たして肩の荷を下ろした気分です。
「滅びろ!デーモン!」(結論)