どうしても行かないといけないような気になったので、心の声に従って、
東京都美術館【特別展】ルーヴル美術館展—地中海 四千年のものがたり—
へ行ってきた。
パリのルーヴルは二年前に一度行ったけれど、あんな膨大な量の展示、一日で見きれるものでもなかったし。
今日が初日。開館15分前にいったらしっかり行列ができていた。
まあ、天下のルーヴル様ですから、想定の範囲内。
いやあ、行ってよかった。
特にポスターになっているアルテミス、通称「ギャビーのディアナ」の彫刻は、彫刻なんてあんまり興味もないし、すごく有名なやつでも、たいして感動しない自分でも、これはいいなあ、と思えるすばらしさだった。
とりわけ、二の腕のぷにぷにした感じが絶妙だった。
展示内容は、地中海をテーマに、「美術館」というよりも、どちらかというと「博物館」寄りの展示。そんな雰囲気がしたので、行ったんだけれど。
ローマ帝国の領土が、地中海を中心にイタリア半島、北アフリカ、イベリア半島、トルコ、と飛び地になっているのが、現代の国境の感覚からするとちょっと不自然で違和感を感じなくもないのだが、よくよく考えると、滋賀県だって琵琶湖を中心に飛び地のようになっているから、そういうイメージでとらえればいいのかな、と思った。
ローマ帝国=滋賀県
地中海=琵琶湖
つまりはそういうことだ。