定番の三国志漫画の一つ、「蒼天航路」を読んでみた

今さらだが、最近、「蒼天航路」を読んでいる。

実は初読。

蒼天航路(1) (モーニングKC (434))

蒼天航路(1) (モーニングKC (434))

これまで読んでなかった理由は、たぶん、これを読んで影響されたにわか三国志ファンや、曹操ファンが周囲にいて、その人達が(以下略)

で、もういいかげん、そういうわだかまりもなくなったので、読んでみたのだが。

あれ?

つまらない。

評判が高すぎたから、自分の中で期待のハードルを上げすぎて期待はずれ、とかじゃなくて、普通に漫画としてつまらないんですけれど。

今オレの読んでいる「蒼天航路」と、みんなが読んでいた「蒼天航路」ってひょっとして違う漫画なのか!?って心配になるぐらい。

やっぱり曹操が主役だと、部下がどんなに優秀でも、敵がどんなに手強くても、結局こいつが全部持っていく展開にならざるを得ないから、話が面白くなりにくいよなあ。

この漫画の曹操、いったいおまえは、なにがやりたいんだ?

全く感情移入できない。

唯一、劉備の出てくる場面だけは、おもしろい。

こいつと、張飛のキャラクターの描き方だけは今のところとても良い。

やっぱりこいつが主役だよ。

この漫画、普通の三国志はもう飽きたって人が読むぶんには、キャラクターの解釈が斬新で、刺激があっていいかもしれないけれど、三国志を知らない人にこれを入門用で読ませるのはちょっとなあ。

話や設定が正史をベースにしているので、今までのものより史実に近い、みたいな話も聞いていたんだけれど、笑ってしまうぐらい、全然違うし。

張飛の字(あざな)ぐらいかな、正史に忠実なのは。

今、官渡の戦いが終わりそうなあたりまで読んでいる。

終わったら、また感想を書こうと思う。

つまりはそういうことだ。