Kindle Voyageを店頭で確認してみた
ここ数年で、一番と言っていいぐらい買って満足している製品がKindlePaperwhite(生活習慣が一変するという意味でiPhone以来といっていいぐらい)。
そうはいっても、2年前の製品で、そろそろ処理速度の遅さが気になってきたので、そろそろ買い替えどきかなと思い、最近発売した最新版の最上位機種、Kindle Voyageの実物をビックカメラで見てきた。
Kindle Voyage Wi-Fi、キャンペーン情報つきモデル
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2014/11/04
- メディア: エレクトロニクス
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値段がPaperwhiteの3倍近くするので、最初から買うつもりはなかったのだが、実物を触ってみて、その思いは更に強まった。
確かに薄く、軽くなった。
額縁とモニタがフラットになったのはかっこいい。
処理速度も初代KindlePaperwhiteと比べると雲泥の差で快適
ページめくりの物理ボタンも慣れると便利そうだ。
しかし、逆に、
画面の大きさ自体は変わらない。これが物足りない。
いっそ文庫本サイズの小さいバージョンや、逆にもう少し画面を大きくしたバージョンなど、バリエーションがあった方が良かったように思える。
せっかくの最上位機種なのだから、紙の本に対する優位性を保つためにも防水機能ぐらいつけて欲しかった。
そして、画面の解像度は上がっているので、漫画などを見ると確かに以前より綺麗になっているのだが、小説を読むぶんにはそこまで視認性に差を感じない。そもそも漫画を読むのなら、カラーで読めて、より高精細なスマートフォンやタブレットなどで見ることが多いので、それほど重要ではない。
というわけで、二年前の製品の通常進化程度に留まっているので、2万円超えの価値はとてもないように思った。
2万円だせば普通に十分な性能の多機能タブレットが買えるご時世に、単機能の読書端末、しかもAmazonの本しか読めない端末をこんな値段で出すなんてAmazonもわかっていないなあ。
今のPaperwhiteも活字を読むだけならまだ普通に使えるので、Kindleの買い替えは、Voyageが値下げした時か、Paperwhiteの次の機種が出た時まで待とうと思う。
つまりはそういうことだ。