「続・下町の空想画家 小松崎茂展」@荒川ふるさと文化館に行ってきました
続・下町の空想画家 小松崎茂展(平成27年度第1回荒川ふるさと文化館企画展) 荒川区公式ホームページ
小松崎茂という名前にピンとこなくても、絵を見れば、日本人なら必ず見たことのある有名なイラストレーターです。
場所は荒川ふるさと文化館。
普段、なかなか降りることのない南千住駅から行きました。
こちら、荒川ふるさと文化館。
小松崎茂展はなんと100円で見られます。
その割にはいろいろ飾ってあってお得な展示。
挿絵やプラモデルの箱の絵のような一番有名な絵はもちろんのこと、デッサンやスケッチ、風景画やら、日本画などいろんな絵が見られます。
当たり前なのですが、むちゃくちゃ上手です。
そして、荒川区の歴史がわかる常設展も、昭和の復元家屋やジオラマ、浮世絵など盛りだくさんで、区の施設としてはなかなか立派なものでした。
おかげで、東京に住んでいても全然馴染みがなかった荒川区のあたりの歴史に少し詳しくなりました。
「日暮里」が「新堀」由来の地名とかいう豆知識が得られただけでも充分元は取れました。
なんと「南千住検定」なんてものが存在しているのです。
ニッチ過ぎるにもほどがある。
で、せっかく普段行かない南千住に来たことだし、偶然、最近「たけしのテレビタックル」で山谷の特集を見たこともあり、荒川ふるさと文化館と逆方向の山谷方面にも足を運びました。
東京の西成ということで、前から興味はあったんですよね。
泪橋(なみだばし)が見えてくるといよいよ山谷です。
そこらへんを歩いている人たちの年齢や姿も明らかに他地域とは違ってきます。
安宿(ドヤ)がそこかしこにありました。
大阪の西成と比較されることが多い山谷ですが、思ったよりもこざっぱりとした地域で、本当に宿だけという感じで活気がなく、なんだかさみしい感じがしました。
西成は良くも悪くももっとエネルギッシュで異世界観があったのですが。
正直、がっかりでした。
さらに、そばにある、「あしたのジョーのふるさと」という商店街にも行ってみました。
土曜日ということもあってか、閉まっている店も多く、なんだか寂れた感じ。
あしたのジョーの人形も。
水木しげるや、藤子不二雄、水島新司のキャラクターと比べると、ちょっと格落ち感は否めません。
そんな感じ。
個人的には荒川ふるさと文化館が思った以上に楽しくてもうけものでした。
つまりはそういうことだ。