「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」「近代百貨店の誕生 三越呉服店」@江戸東京博物館に行ってきましたよ。
特別展の「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」の方は、予想通りの混雑。
展示はいろいろあるものの、ダ・ヴィンチの素描や手稿は、わずか。
他はダヴィンチの作品を元に描いた別の人の作品や、ダ・ヴィンチ一派みたいな人たちの作品で、本当に見たい、本人の手による完成形の絵が「糸巻きの聖女」(今回のチラシやポスターに使われている絵)しかないもんですから、閉館1時間前にかかわらず、この絵1枚の周りだけ大混雑。
まあ、あれだ。
他の人の作品と比べると、さすが、ダ・ヴィンチってすごく上手なんだなってよくわかりますわw
他の展示はそこそこの混み具合なのですが、この「糸巻きの聖女」だけは、45分並ばないと絵の前までたどりつけないなんてことになってしまっていたので、あっさりあきらめて遠巻きに見るだけにしました。
もう「見た」っていうアリバイづくりのためにいったようなものですな。
ルーヴル美術館で見た「モナ・リザ」も、そんな感じで遠巻きから見ただけだったなそういえば。
「モナ・リザ」同様、実物は、普段写真やテレビで見る絵のイメージと比べて随分小さな作品でした。
それだけ存在感のある絵ってことなんでしょうね。
で、常設展の方なんですが、これが予想外の大当たり。
江戸東京博物館には過去2回来たことがあったんですが、その時は、展示や模型など、基本的に江戸時代中心だったのに(まあ当たり前ですが)、今回は明治以降の近代東京。
いやあ、モダン東京、いいですなあ。
オススメです。
むしろこれを見るついでにダ・ヴィンチ展に寄ってみる、ぐらいでもいいかも。
1965年の東京の地下鉄。
当たり前ですが、昔はこんなにすっきりしてわかりやすかったのか、と感動。
私の好きな浅草の凌雲閣の模型もありました。
「西洋風」というのともちょっと違う、すごく雰囲気がある建物ですね。
その他、企画展では昔の三越のポスターや資料など、当時の一流デザイナーの作品がたくさんあって、面白かったです。
今なら、特別展と企画展、洋の東西の作品が一度に見れて1640円ですから、コストパフォーマンス的に、かなり良いのではないでしょうか。
江戸東京博物館はいいぞ。