映画「10 クローバーフィールド・レーン」 予備知識無しで見るのが吉

 映画「10 クローバーフィールド・レーン」を見ました。

 一言で言って、最高でした。

 緊張感が、半端なかったです。

 「面白いらしい」という評判と、「ジャンルはサスペンスらしい」、という2点以外の予備知識は無しで観に行ったのですが(それこそ、見る直前まで、邦画か洋画かすら、よくわかっていませんでした)、それが大正解でしたので、もしまだこの映画について何も知らない人は、あらすじや公式サイト、紹介などはもちろん、予告編やポスターすら見ないようにして、騙されたと思って観てみたらいいと思います。

 後でネットの評判を見てみると、賛否両論が結構極端に分かれていて、否定的な感想を見ると、「こういう映画だと思って見ていたのに……」みたいに、予断や勝手な期待を悪い意味で裏切られて消化不良になっているものが散見されるのですが、この映画はなにがどうなるか、最後までわからずにドキドキしながら見るのがおもしろいので、そういうものはなるべく排除して、ありのままの展開に身を任せるのが良いと思います。

 映像は一部を除き、わりと地味めの低予算映画風でしたが、音の使い方とかがすごくうまいので、映画館で観る値打ちがあると思います。

 週末にもかかわらず、全然お客さんは入っていなかったのですが(まあ、タイトルを見ても、内容が全然わからないし、内容を知らなければ見たいと思わせる要素がほとんどない映画ですし、そうはいっても、内容はできるだけ知らないほうが楽しめるという悩ましい映画ですので、難しいところですが)、おすすめですよ。