週末は、ほとんどの時間、これを読んで過ごした。
アマゾンプライムビデオの「有田と週刊プロレスと」もシーズン3まで続き、プロレス初心者の私でも、さすがに予備知識がかなりついていたのもあって、たいへん面白く読むことができた。
馬場の全盛期あたりは、時代的に「有田と週刊プロレスと」で語られる範囲からはずれているだけに、これを読んでいなかったら、ジャイアント馬場というプロレスラーの真の優秀さ、偉大さを知らないままだっただろう。
人柄や性格は、イメージ通りのいい人だったんだな、というのが確認できたのもよかった。
誰が書いたものを読んでもだいたい、あまり好意的に書かれない力道山と対照的にw
本書でたびたび強調されていることの一つに、馬場は運動神経抜群で、アスリートとして極めて優れていたというのがある。
もともとプロ野球選手だったぐらいだから、当然といえば当然なのかもしれないが、そうなると、自分の中でのお決まりのパターンで、もし、生まれた時代が違って、しかも馬場がサッカーをやっていたらどうなったんだろう、ということを妄想する(ちょうど最近、ウサイン・ボルトが練習試合とはいえ、なかなかいいゴールを決めていたし)。
馬場の規格外の身長を活かせるポジションといえば、キーパーかセンターバック、あるいはセンターフォワード。
キーパーなら、日本のゴールマウスは10年ぐらい安泰、センターバックでもいい。
北欧のチームにも負けない長身がいてくれれば、敵のセンタリングなどでの競り合いで、どれだけ心強いか。
そして、日本で慢性的に不足している、センターフォワードの適正がもし馬場にあれば、ひょっとして、和製イブラヒモビッチみたいになれたかも?
それ、最高じゃないか。
そういうラノベだめかな。
高校の野球部で、練習をしていた馬場正平は、デッドボールを頭に受けて、気を失い、目覚めると、そこは2002年、彼が倒れていた場所は、サッカー部が練習していたピッチの上だった…。
高校を卒業後、アルビレックス新潟に入団、ワールドカップ直前で日本代表に選ばれ、シンデレラボーイと呼ばれw、ジーコジャパンの救世主となってワールドカップで大活躍するジャイアント馬場w
まあ、そうなると、歴史改変で、馬場が代表に選ばれた分、ポジション的にメンバーから外れるのは巻だなw
面白そうじゃないか。
読みたい。
オーストラリアのビドゥカにだって高さ負けしない!
QBKの悲劇だって、馬場の活躍でなんとかする!
書名は「2006年のジャイアント馬場」でw