タッカーとデイル
昨日、ツイッターで見かけて、アマゾンプライムだと8/15までということなので、慌てて視聴。
『タッカーとデイル』のアマプラ配信がなんと8月15日に終了してしまう。心優しきゴツい男二人が大学生達に、殺人鬼だと勘違いされ始まってしまう、まさにアンジャッシュのコントが如く、見事なすれ違いが生む笑いと惨劇の連続。予想外の感動に包まれるスプラッター屈指の傑作なので是非見て欲しい。 pic.twitter.com/iIEnFcP8uo
— K。 (@alberorius1123) 2021年8月8日
昔、まだネットがなかったころ、深夜に眠れなくてなんとなくテレビをつけたら、テレビ大阪で聞いたこともないアメリカの映画をやっていて、どうせつまらないんだろうなあと思いながら、なんとなく見ていたら、結構おもしろくて、最後まで見てしまう、ということがよくあったんですが、そういう深夜にテレビでやってそうな、ゆるくておもしろいやつです。
お互いに勝手に誤解して疑心暗鬼になって、惨劇が起こってしまうという、アホな話なんですが、いい映画だったなあと、見た後そこはかとなく満足感を与えてくれます。
私的ゾンビブーム到来
最近、こういう本を読みまして。
昔、アメトークでゾンビ芸人をやっていたとき、ゾンビ、いつの間にそんなにメジャーになったの?と驚いた記憶があります。
いつごろ、なにがきっかけ?とかがいまいちよくわからなくて、常々疑問でした。
その疑問に答えてくれて、かつ、そこまで専門的ではない、とっつきやすい新書です。
日本のゲームの「バイオハザード」が、ゾンビのメジャー化に、少なからぬ貢献をしていたのは意外でした。
ゾンビが流行っていたからこのゲームができたんだと思っていたのですが、実は、このゲームがゾンビ普及に少なからぬ影響があったようで。
そういうわけで、この本を読んだ影響もあり、最近見ている映画が、ゾンビもの寄りになっています。
私の中で空前のゾンビブーム到来です。
最近見た映画を順不同であげると、
これ、もちろんコロナの流行前の映画なんですけど、ゾンビのウィルスが世界的に大流行する話です。
面白かったのは、世界中にゾンビウィルスが感染する中、北朝鮮だけは、ゾンビの被害を出さずに済んでいるんですよね。
なぜかというと、北朝鮮では、感染対策に国民全員の歯を抜いてしまったから、ゾンビの噛みつきによる感染の広がりを防げたと(笑)。
こんなむちゃくちゃな手段、国民の人権を無視できる北朝鮮以外取りようがないんですが、それによって、世界中のどこの国よりも、国民がゾンビ化から守られるという皮肉。
これ、今のコロナ禍の中、中国が、国の強引な隔離策によって、結果的に他国よりも圧倒的に軽微な被害で済んでいるっていうのを想起させて、今見ると、味わい深いです。
主人公の女の子は寿司職人の娘で、良い寿司を握るため、日々格闘技の鍛錬に余念がありません。
そんな彼女が旅館で働いていると、寿司がゾンビ化して、お客さんを襲ってくるという、どこからつっこんでいいのかわからない映画です。
とにかくひどい映画で、最高に面白かったです。
なにげに武田梨奈のアクションがよかったり、松崎しげるが好演しているのもポイント高いです。
無駄にグロいシーンがあったり、コメディと真面目のバランスが悪かったり、もうちょっとセンスよくまとめれば、一般受けする佳作コメディにできそうだったのに、ポイントポイントで、センス悪いよなあと真面目に残念に感じてしまう、よくも悪くも井口昇監督らしい映画です。
ひどい映画が好きな人にはおすすめです。
こちらも井口昇監督作品。
メインはぬいぐるみの力を借りた悪役とヒーローが戦うヒーロー物なんですが、一応、悪役が人間をゾンビにして、阿波踊りを踊らせたりするので、ゾンビものでもあります。
こちらもひどいという意味ではデッド寿司に負けず劣らずですので、そういうのを期待する向きには楽しめるのですが、ぬいぐるみとゾンビとで、ちょっとテーマがブレちゃっていて、デッド寿司ほどのインパクトがないのが残念です。
それなりに面白かったです。
頭おかしい探偵役の浜辺美波が、かわいいので、それだけでとりあえず良かったなと。
アマゾンレビューに「浜辺美波だけが取り柄の映画です」とかいう酷いレビューがあるのですが、まんざら的外れでもありません。
逆に言えば、浜辺美波のおかげで、見られる映画になっているんだから、たいしたもんですよ。
この子、この映画でもそうですし、他の作品でも私の見た範囲で言うと、「咲」の宮永咲とか、「賭ケグルイ」の蛇喰夢子とか、頭おかしいキツめの不思議ちゃんの役ばっかりで、しかもどれもなかなかいい感じでハマっているので、ひょっとしてナチュラルに頭おかしい子なんだろうか?と少し心配です。
モスラ
1961年の元祖の方です。
ゾンビ映画じゃありませんね。
このタイミングでなぜ見ようと思ったのか、自分でも謎ですが、むしょうに見たくなったので、見ました。
人生でモスラを見たくなる瞬間が、あるとすれば、きっとこのときだったのだと思います。
すごく良かったです。
有名なモスラの歌も聞けて満足。
自分が想像していた話とだいぶ違いました。
あの双子って、モスラを操って地球を襲う悪者だと思っていたので。
モスラって、もっと賢くて邪悪だと思っていたのに、ただの蛾だったんですね。
ゴジラと違って、炎も吐かないし、ビームも出さない。
別に科学者の実験による突然変異で大きくなったわけではなく、もともとデカイだけの蛾。
でも、それが良い。
それにしても、志村喬って、昔の映画見ると、どこにでも出てきますね。