ドキュメント72時間
録画でNHKの「ドキュメント72時間」、熱帯魚屋さんの回を見ました。
番組では、熱帯魚にハマった様々なお客さんが出てきます。
彼らは、たいてい、一匹では飽き足らず、多種多様な熱帯魚を飼っていまして、水槽が魚でいっぱいになったので、いつか大きな水槽に買い替えたい、などと言っていました。
最近、セキセイインコを飼い始めたばかりの私も、共感することしきりでした。
インコのことを知れば知るほど、セキセイ以外の種類も飼ってみたくなります。
鳥を飼っている人のYoutubeを見ても、たいてい、一羽ではなく、複数羽、あるいは多品種飼っているんですよね。
これが犬とか猫ですと、一家に一匹だけということが多く、複数匹飼う人は、そこまで多くないように思えます。
魚や鳥は、犬や猫より場所を取らない分、増やすことに対するハードルが低いからなんですかね。
マイフランスブーム
去年ぐらいから、私の中でフランスが空前のブームで、今年も引き続き、フランス関係の本を少しずつ、読んでいます。
おかげで、長年、世界史関係の本を読んでもなかなかうまく把握できなかった中世~近世あたりのヨーロッパの歴史が、フランスの歴史を軸にしてようやく、なんとなくわかってきたような手応えがあります。
「なんちゃら~世」とかいう王様の名前も、覚えては忘れを繰り返して、ちょっとずつ頭に入ってくるようになりましたし。
まず手始めの取っ掛かりにこれを2回読んで、
その後、新書で以下の三冊を読んだのが去年。
佐藤賢一は「王妃の離婚」(この作品もおもしろい)で直木賞をとっている作家さんですので、文章がとても読みやすく、内容もわかりやすく整理されているので、理解しやすいです。
ブルボン朝ぐらいになると、太陽王ルイ14世とかフランス革命、みたいにおなじみの内容が多いのですが、カペー朝のあたりは、世界史の本では、あまり詳しく触れずに流されがちでしたので、これを読んでようやく少しわかってきました。
そうそう、ここらへんをわかりやすくもうちょっと知りたかったのよ。
そして、今年に入って読んだのがこれ。
美術史関係の本かと思いきや、名画を入り口に、すごくわかりやすい歴史解説書になっていて、良かったです。
中野京子の本は、美術史を知るためというよりも、純粋に読み物として面白いので、よく読んでいます。
ブルボン朝は、最初にこれを読んでも良かったかも、ってぐらいわかりやすくシンプルにまとめてくれています。
同じブルボン朝の歴史でも、文化史になると、クローズアップされる人物も微妙に変わってくるので、それもまた面白い。
この本を読んだ後、ブルボンの勢いを止めないように、二夜連続でマリー・アントワネット映画を見ました。
スパイダーマンのMJ、キルスティン・ダンストがマリー・アントワネットをやっています。
スパイダーマンに登場するブスとして有名なキルスティン・ダンストですが、この映画ではなかなか美人で、イメージが変わります。
昔一度見たんですが、結構好きな映画なので、再視聴しました。
映像が綺麗で、ロココの絵面を見ているだけで楽しめる映画です。
フランス革命前後の知識が少し増えた状態で見ると、また違った味わいがありました。
こちらは本家フランスの映画。
ソフィア・コッポラの方が理想化されたフランス宮廷イメージの映像化だとすると、こちらは王室に使える下男下女たちの生活空間の描写もあり、リアル路線です。
それは良かったのですが、いかんせん、話がつまらなすぎた。
なんかいろんな要素があっちこっちに思わせぶりにとっちらかっていて、話がよく見えてこない。
いかにもフランス映画って感じ(偏見)。
最後まで見ても、結局どうってことのない話だったな、という感想にしかなりませんでした。
ソフィア・コッポラの映画では従来のイメージを覆して、比較的同情的に描かれているマリー・アントワネットですが、こちらでは、昔ながらの「パンがないなら、ケーキを…」的ステロタイプに特権階級クソ野郎なマリー・アントワネット像で、そこらへんの違いは面白かったです。