先日、ブログにて、去年、佐藤賢一の「カペー朝」を読みましたと書きました。
しかし、読了後、読書記録を調べたところ、実は、この本、2009年に読んでいたことがわかりました。
嘘だろ。
恐ろしいことに、本を読んでいる最中も、読んだ後も、過去に読んでいたということに全く気づきませんでした。
記憶に定着していなさすぎ。
さらにさらに、昨日、この本を読み終え、
ハプスブルク家や神聖ローマ帝国について、概要がわかったので、そのうち、いつかこの本も読もうと思っていたんですよ。
何年も前から「いつか読みたい本」リストに入っていた「神聖ローマ帝国」の新書。
ところがですよ。
読んでた!5年ほど前に、読んでた!
しかも、したり顔で、
おかげで、ようやくドイツ周辺の中世史が、少しわかってきました。
とか、書いているよ!今、内容どころか、本を読んだことすら、全然覚えていないのに!!!
自分で自分が恐ろしくなってきましたよ。
ミステリで、読んだ作品の犯人を覚えていないことはしょっちゅうなので、もはやなんとも思わないのですが、「読んだ」という事実さえ、忘れていたなんて。
痴呆症に待ったなしです。
というか、もうボケ始めているのでしょうか。
と、ここまでが前置きです。
「ククルス・ドアンの島」を知らなかった男
最近、ガンダムの新作映画の発表がありましたよね。
なんとファーストガンダムの15話をスピンオフして、映画化。
これは熱い!
ん?
ククルス・ドアンって誰?
全くピンときません。
一応、ファーストガンダムは、中国にいたときに、海賊版DVD(VCDにコピーされたものをDVDに再コピーしたものだったかも)でテレビアニメ版も履修しているはずなのにです。
しかし、今は配信というすばらしいものがあります。
さっそくU-Nextで15話を視聴してみました。
全然、思い出せません。
キャラクターを見ても、見覚えがない。
まるで初めて見たかのように、次の展開がわかりません。
ザクがまるでエヴァンゲリオンのように軽やかに動くなあ、とか、最初に捕虜になった連邦軍の兵士に対する酷い仕打ちは、みんなスルーしちゃうの?とか思いながら、普通に新エピソードとして、最後まで楽しんでしまいました。
当時、ガンダムをつまらないと思って流し見していたわけではありません。
むしろ、映画版でハマって、テレビアニメ版も一周だけとはいえ、夢中になって見ていたはずです。
なのに、こんなに覚えていない、思い出せないことに、さすがに愕然としてしまいました。
しかし、です。
後ほど、ネットで「15話は海外版では欠番になっている場合がある」という情報を見つけました(ネットって本当にすごい)。
そうだったんです。
当時の中国の海賊版DVDはたいてい複数言語の字幕に対応していましたから、きっと自分が見たのも海外版だったに違いありません(そうに決まっています!)。
見ていないんだから、記憶に残っていないのも道理です。
というわけで、「ククルス・ドアンの島」の映画化のおかげで、自分が気づかずに見ていなかったガンダムのエピソードを、令和の時代に、補完することができました。
めでたしめでたし。
実は当時、ちゃんと見ていて、私が忘れているだけ、という可能性は考えないことにします。
「ククルス・ドアンの島」の映画、楽しみですね。
ザクの華麗な肉弾戦に期待。
P.S. シャリア・ブルは覚えています。