今日も元気にバレンティン48号。
なお、ヤクルトは負けたもよう。
普通、これだけ注目されると、マークされたり、記録を意識してペースが鈍りそうなもんだが・・・。
パシフィック・リムを観た。
自分の周囲の人が例外なく観ているので、観ざるをえないようなプレッシャーを感じて、「パシフィック・リム」を土曜日に見てきた。
3D吹き替えで。
映画の方は、まあ、すごいんだけど、正直、すごいだけだなあ〜って感じ。
まあ、実際、すごかったから観てよかったとも言えるんだけれど。
なんとなくエヴァンゲリオンっぽいんだけど、エヴァンゲリオンもあんまりおもしろいと思わなかったしなあ。
同じとりあえずすごい系の映画でも、去年観た「バトルシップ」は元々ボードゲームだったのを、ド迫力のCGで実写化するというバカバカしさや、過去の英雄の再生という個人的な燃えるツボがあったので、おもしろかったんだけれど。
でも、毒々しい香港の街の描写は良かった。
香港ってやっぱりアジアのなかでも、圧倒的に独特で、ユニーク。
ハンニバルチャオもいいキャラでした。
ガッチャマンを観た。
日曜日の今日は、実写版「ガッチャマン」を観た。
映画が始まる直前の、ガッチャマンのパロディのおまけアニメが一番おもしろいという稀有な作品。
あのゴリ押しの女王、剛力彩芽さんがヒロインを務め、ネットの批評サイトで100点満点中4点という低得点を叩きだして今話題の映画なので、これは観ねば!と「風立ちぬ」よりこちらを優先させてしまった。
で、感想だが、酷いことは酷いし、つまらないことはつまらないけれど、別に内容が意味不明なわけではないし、それなりに見せ場になるシーンもあるので、そこまでクソ映画でもないように思った。
もっと酷いのを期待していた身としては少し期待はずれの感はある。
まあ、剛力彩芽さんのダメさ加減が、全体から見ると全く些細なことにしか感じないぐらいのレベルには、ダメではあったけれど。
なにがダメって、これを観に来るお客さんの期待に全く答えていない作品作りをしているのがダメだと思う。
作り手に作品やファンに対する愛情が感じられないんだよな。
そういう自分は、実はガッチャマンのアニメなんてほとんど観ていないし知らない。
そんな原作をよく知らない自分でも、アニメの実写化作品として、全然ダメなのはわかる。
普通、ガッチャマンっていったら、あの主題歌を思い浮かべるでしょ?それを原曲でもアレンジでもいいから、オープニングなり、クライマックスシーンに流せば、それだけで、観に来た人はとりあえず納得するのに、それさえしない。
そして、もともと単純で痛快な子供向け勧善懲悪のストーリーのはずなのに、なんでこんな陰鬱なストーリーにしてしまうのか。
主人公たちがお互いにいがみ合ったり、組織に対する恨みつらみをブツブツ言うシーンが多すぎて、閉口してしまった。
なんというか、原作アニメの実写化でこういう風に作ってはいけないっていうお手本のような作品だった。
もちろん、あえて原作を忠実に再現せずに映画として素晴らしい物を作る、という選択肢もありだと思うが、この「ガッチャマン」に関して言えば、純粋に作品として考えるとそれこそ箸にも棒にもかからないレベル。
スタッフは罰として映画版「電人ザボーガー」を100回見て勉強して欲しい。
つまりはそういうことだ。