実写版ワンピース完走
ネトフリの実写版ワンピース、全8話完走しました。
最終回できれいにまとまって、後味が良かったです。
普通におもしろかった。
ただ、たぶん原作もそうなんでしょうけれど、主人公たちが、倒したボスにきちんととどめをさしていないのがどうにも気になりました。
基本的にルフィたち一行は、それほど強いわけではなく、毎回大苦戦してご都合主義的にかろうじて勝利を拾っています。
彼らに余裕なんてないはずなのに、なにをやっているんだろうとヤキモキしながら見ていました。
案の定で、生き残った悪役のせいで、後々困ったことになったりしていますし。
どうせアウトローな海賊王を目指す身の上なんですから、いまさら殺しをしたかどうかが、名声に関わったりするとも思えません。
そもそも剣で戦う仲間もいるのですから、相手が無事ですむはずもありません。すでに敵の何人かは死んでいないとおかしいでしょう。そんな彼らにいまさら人殺しをさせないという無理のあるスタンスをとらせるのは、苦しいとしかいいようがありません。
というようなことを少年漫画原作の話で言うのは野暮だとは思うのですが、そこらへんの詰めの甘さに、ちょっとのれなかったですね。
作品自体、海外含めわりと好評らしく、続編もほぼ決まりみたいなのですが、個人的には無理に続きをやらずにこのシーズンで終わったほうがきれいなのになあと、少し惜しい気がします。
良い意味で、これ以上にないぐらいさわやかな「俺たちの戦いはこれからだ」ラストでした。
サンディが町にやってきた
うちの近所に新しいスーパーができました。サンディというスーパーです。
実はうちの近所はスーパー激戦区でして、業務スーパー、イオン系、イズミヤ(阪急阪神系)、ローソンストア100などが狭いエリアにひしめいていますので、いまさらこんなところにスーパーを出店するなんて無謀な、と最初は思っていたのですが…。
それまで知らなかったのですが「サンディ」って業務スーパーや大阪の誇る激安スーパー玉出にも負けない激安系のスーパーだったんですね。
長年、業務スーパーとローソンストア100の二刀流でたまにスギ薬局(割引クーポン使用)、それらにないものだけ、ほかのスーパーで買い物をしてきて、ずっとそれが最強だと思っていました。
ところがサンディ、その業務スーパーより安いというポジションではありませんか。
そんなことはありえるのか?
と半信半疑で行ってみたんですよ。
なんだこれは。
今って、食料品の値段が上がり続けている時期なのに、どうしてこの値段がついているんだ?
という商品が(もちろん全てではないものの)、結構たくさんあって、自分の中でのスーパーのポジショニングが一気に変わってしまいました。
それぐらいのインパクト。
久しぶりに生活が変わるレベルのお店がやってきてくれました。
いやはや、それまでずっと業務スーパーの安さ、おかしいだろうと思っていたし、少なくとも値段面での絶対王者の座は揺るがないだろうと思っていたのです。
しかしサンディがその上をいくとはね(もちろん業務スーパーはまとまった量が安いスーパー、サンディは一般向け商品が安いと、そもそもスーパーのカテゴリが違うので、単純な比較はできませんが)。
しかも、(あくまでうちの近所にある店の場合、という話になりますが)業務スーパーの弱い部分だったお肉売り場が比較的充実しています。
そこが個人的にはかなり嬉しかったです。業務スーパーだと1パックあたりの量が多すぎて買いづらかったのですが、サンディでは普通に1~2人分サイズで買えます。
安さの秘密はどこにあるのか自分なりに想像してみたんですが、単純に利益を削っているという部分を除けば、おそらく「ここは格安スーパーだから」というわりきった合理化がポイントなんでしょうね。
商品はダンボールから開けた状態そのままで棚に並べる、商品数は絞ってバラエティを重視しない、(最近はそういうスーパーも増えていますが)レジで仕事をする人はスキャンだけで、支払いはセルフレジ、と合理化の工夫がそこかしこに見られ、そういう意味で店内を見ているだけでも楽しいスーパーでした。
特に気に入ったのは、店員が椅子に座ってレジを打っているところ。
そうだよ、安さを求める客相手に商売しているんだから、店員に無駄ながんばりをさせなくてもいいんだよ。
外国だとわりと普通なんですが、日本でもようやくこういうところが出てきたのか、とうれしくなりました。これは他のスーパーその他の小売店なども見習ってほしいと思いました。
ともあれ、サンディのおかげで、今の物価高騰のダメージがだいぶ吸収されそうで、助かりました。水滸伝なら「及時雨のサンディ」とあだ名をつけてあげたいレベル。
現場からは以上です。