大阪・関西万博へ行ってきました

トルクメニスタンは犬推しの国。
大阪・関西万博へ行ってきました
そんなにしっかり下調べして行ったわけでもないし、一日で行ったパビリオンの数もしれていますので、情報としてはそこまであてになるものではないと思いますが、まだ始まったばかりですし、実際に行った人間の率直な感想や情報というのはそれだけで価値があると思いますので、感じるままにつらつらと書き連ねようと思います。
実は当初あまり乗り気ではなかったのですが、イタリア館で美術館の特別展レベルの貴重な品々が見られると知り、これを見るだけで元は取れそうなので、急遽行くことにしました。
マスコットキャラのイタリアちゃんのわかっている感といい、なんか客が万博に求めるものの解像度がこの国だけ突出して高いような気がします。イタリア、ふだん馬鹿にされるようなムーブばっかりとっているくせに、忘れたころにとんでもない本気を出すので侮れない。
私としてはイタリア館にさえ行けたらそれでミッションコンプリートのつもりでした。
ただ当然、大人気パビリオンの一つなので、入場できるかどうか不安だったわけです。並ぶにしても2時間とか並ぶの嫌ですし。
結論から言いますと、当日予約で普通に10時18分の予約が取れて、ほとんど並ばず(せいぜい20~30分待ちぐらい)に入ることに成功しました。
ただ、それがどの程度再現性があるのかはちょっと自信がありませんので私の場合の条件を言いますと、平日、開場一時間前の8時ごろには現地に到着し、ほぼ会場とほぼ同時に入場して、当日予約の理論上最速の9時10分にスマホで当日予約という方法でした。
王道は数日前からの予約なんでしょうが、当日の天気もあるし、そもそもそこまで万博に気合をいれるつもりもなかったので、(使い勝手の悪い万博アプリの予約システムを理解するのも面倒ですし)事前予約する気ははなからありませんでした。
ちなみにちょっとネットで情報を集めている人なら、イタリアの万博専用アプリで予約できるという裏技があるのをご存じかもしれませんが、すでにこのアプリの情報も広まりすぎたらしく、いまからこれを使って予約しようと思ってだいぶ先の日程しか予約できません。
で、イタリア館へ行った後は、ボーナスステージみたいなものなので、適当に入りやすそうなところや並んでもせいぜい30分ぐらいで済みそうなところを中心に見て回ったのですが、行ってみるとなかなか面白いですね。
イタリア館は別格として、予約なしでいけるパビリオンの一つ一つは、わざわざこれを見るために万博に行く価値があるかというと、ないものがほとんどです。
でもたくさんあるうちの一つだと考えると、いろんな国がやっているので、方向性もバラバラで、国によって見せたいものが違うのがよくわかり、なかなか楽しめました。
これから行くかもしれない、しかも私のようにそこまで気合の入っていない人のための役に立ちそうな情報をいくつか。
予習はこれで。公式ガイドブックは売り切れで買えなかったのですが、こちらの方が安いし、写真が多くて見やすいのでこれで十分かと。
- アプリはこれぞ日本の公共クオリティという使いにくさとわかりにくさなので早めにインストールしていろいろいじって慣れる時間を作っておいた方がいいです。初見だとよくわからずにイライラさせられっぱなしですので。マイページにログインするために毎回ワンタイムパスワードを求められ、少し時間がたつとすぐにログアウトしてしまうクソ仕様です。
- 私の場合、平日、しかもまだ開幕してそれほど時間がたっていないというそれほど混雑していない状況で行ったのですが、それでも人気パビリオンは普通に予約しないと入場できないか数時間待ちするはめになります。当日予約も私はイタリア館1つできただけで、他の予約したかったパビリオンは埋まっていて予約できませんでした。ですので、人気パビリオンはちゃんと事前予約しておき、当日予約枠は1つか、せいぜい2つが限界と見積もっておいた方がよいです。
- よく言われていることですが、今回の会場はあまり屋根や日陰のようなスペースがありません。夏は地獄だと思われます。せめて日傘や帽子など避暑対策は必須。
- 夜になるとさすがに人が減り、自由入場のパビリオンはわりと入りたい放題です。遠方から来る人は選びにくい選択肢ですが、関西在住の人なら17時から入れる安いチケットを使うのはありかもしれません。
- これも地元民にしか使えない技ですが、一日券は途中退場、再入場可能です。ですので、朝一で行って人が少ないうちに目当てパビリオンへピンポイントで行き、混んで気温が暑くなる前に離脱。涼しくなって人も減った夕方ごろ再入場、というのも電車賃はかかりますが、一つの方法だと思います。実際、私はお昼に疲れたのでいったん自宅へ帰って昼寝、夕方ごろ再入場して最後のほうまでいました。
- 夜、19時ごろに噴水のショー(アオと夜の虹のパレード)、21時ごろにドローンショーがあります。特にドローンショーは初めて見たということもあり、なかなか満足度高かったです(写真を撮ったんですが私のスマホカメラのせいなのか写真だとなんかしょぼかったので載せません。実物は結構良かったです。進化した花火みたいな感じで)
- こちらのt_tsujiさんのMAPがめちゃくちゃ助かりました。一応、ぴあのガイドブックも持って行ったのですが、それに付属の地図よりもこちらの地図の方がずっと見やすくて携帯に便利でした。t_tsujiさんありがとうございました。
万博のパビリオン巡りを主目的とした地図(Ver2.00)をコンビニ印刷できるよう登録
— つじ@万博1/7回目 (@t_tsuji) 2025年4月24日
画像の3枚めのものが印刷できます
セブンイレブンのネットプリント
予約番号XJXQ3ALG
2025/05/01迄
ファミリーマート・ローソン
ユーザー番号:FZGPJLHJYA
2025/05/02 21時頃迄
今回はローソンも大丈夫のハズ pic.twitter.com/hQWWDxDfDC
ある程度予想のつく東、あるいは東南アジアやヨーロッパではなく、中央アジアと中東の国々のパビリオンのほうが予想できない面白さがあると思い、それらに重点をおいて回りました。

マレーシア館の前でたまたまパフォーマンスやってました。会場のあちこちでそういう突発イベントみたいなのやってます。


ネットで局地的に話題のトルクメニスタン館。「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれる独裁国家なので、好事家ならここははずせません。ムービーは無駄に壮大で、終わった後で観客から拍手が出たレベルw 館内のあちこちに犬のモチーフがありますので、犬好きならはずせません。

イタリア館のカラヴァッジョ。写真だとわかりにくいんですが、サイズむっちゃデカいです。実物見てびびりました。もう一つの目玉のファルネーゼのアトラスよりでかいとは思わなんだ。写真まで撮らせてくれるんだから太っ腹です。
正直、行く前は万博のイメージが全然わかなかったのですが、行ってみると、結構楽しかったです。
会場内のいたるところでミャクミャクのグッズを身に着けている人たちがいるのも異世界感があっていいです。ミッキーの耳みたいにミャクミャクのカチューシャを頭につけてたり、ミャクミャクを首にかけてたりしています。ミャクミャクシューズはいている人もいました。
せっかく地元開催なので、もう一回、どころかあと数回は通ってもいいかも、と思ってますw
万博はいいぞ。
