傑作の書き方とキャラを輝かせるコツ 「山本弘SF&トンデモNIGHT#5「料理をつくるように、小説を書こう」

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今週末は暴風雨が来るということなので、おやつを準備して、備えた。

チョコとクッキーのある生活。人生にこれ以上なにを求める必要があろうか(反語)。

雨が止むまで外には出まい。

さて、USTREAMで配信している以下の放送を見た。

【Live Wire73】 2011.12.21「山本弘SF&トンデモNIGHT#5「料理をつくるように、小説を書こう」(第一部)

【Live Wire73】 2011.12.21「山本弘SF&トンデモNIGHT#5「料理をつくるように、小説を書こう」(第二部)

残念ながら有料だが、一部125円で二部あわせて250円とタダみたいな値段なので、課金に抵抗がなければ、見て損はないと思う。

有料のわりに音声がずいぶんひどいのが難だったが。

こういうテレビで放送するのは不可能なマイナーなコンテンツが、わざわざ会場まで出かけなくても手軽に手に入るのがネットのいいところ。

この放送の内容で特に印象に残ったのは「傑作を書く方法」

これはズバリ「駄作を書かないこと」だという答えになるほどと思った。

経営者の「成功の秘訣」が、たまたまその時その場所でその人だったからうまくいっただけの精神論になりがちで、ほとんど参考にならないことが多いのに対して、「失敗話」にはある程度普遍性があるので、そうならないように失敗する要素を一つ一つ潰していけば、成功する可能性が高まる、という話にも通じると思った。

他にも、「キャラクター」というのは、「読者の想像を裏切って、『壊れる』瞬間に輝く」ので、最初から壊れる瞬間を想定する、というのも、なかなかいい話を聞いたと思った。

例えば、「ダイの大冒険」におけるポップのように、序盤に明らかにダメなキャラを登場させておいて、読者にこいつはダメなキャラだと思わせておいて、重要な場面で読者の期待を裏切って、そのキャラをかっこよく活躍させる。すると、読者に強い印象をあたえることができるといった具合にだ。

そんな感じで、いろいろいい事を言っているので、小説の仕組みや、書くことに興味がある人にはオススメだ。

つまりはそういうことだ。