MIIX720 付属キーボードを快適に使うための設定 ブルートゥースの電源の管理がポイントでした
早いもので、レノボのMIIX720を買って3ヶ月が経ちました。
今日は、この機種に関する情報を2つほど。
その1 MIIX720にCore i 7でメモリ16GBの新モデルが出ている
私が買ったのはCore i 5でメモリ8GBのモデルだったのですが、久しぶりにサイトをのぞいたら、私が買ったときより安くなっているのはともかくとして(決算セールとはいったいなんだったのか)、当時存在しなかったCore i 7でメモリ16GBのモデルが12万5000円程度で売られているではありませんか。
そんなのあるなら、さっさとそれ出せよアホー!
まさにそのスペックで、それぐらいの値段のやつが欲しかったのに…。
実際のところ、Core i 5、メモリ8GBのモデルでも、現状十分な性能ですし、10万円を切る価格はコスパ抜群なので、普通に使う分にはCore i 5でも良いのですが…。
クリスタを使うと、このスペック(Core i 5、メモリ8GB)だと、描画に微妙に(本当に微妙に)遅延が発生しているんですよね…(SAIは問題なし)。
もしこれがCore i 7でメモリ16GBだったら、そんなことなかったかも、って思うと悔しくて…。
まさか買って、数ヶ月でこんな仕打ちを受けるとは思いませんでしたよ…。
その2 MIIX720 付属キーボードを快適に使うための設定 ブルートゥースの電源の管理がポイントでした
いやー、実は今日、今さっき発見したばかりなんです。
すごく大事なことなので、共有しようと思いまして。
私は普段、テンキー付き無線キーボードをメインで使っていたんで、本体付属のブルートゥースキーボードを余り使う機会がなくて、発見が遅れました。
Logicool ロジクール フルサイズ 薄型 ワイヤレスキーボード テンキー付 耐水 静音設計 USB接続 3年間無償保証ボード Unifying対応レシーバー採用 K270
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2011/04/28
- メディア: Personal Computers
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メインで使っているのがこちら。
安いのにテンキーが付いて、作りがしっかりしていて、無線(USBレシーバーを使用。ブルートゥースにあらず)もバッチリの良いキーボードです。
で、付属のキーボードの方ですが、ブルートゥース接続がすぐに途切れてしまい、時間をおいてキーボードを打とうとしたら、いつも最初の一文字か二文字ぐらいは反応しないのがストレスになっていたんですよね。
もしこれが、ブルートゥースキーボードを使うタブレットPC全ての仕様だったとしたら、ブルートゥースキーボード付きの機種は使い物にならんなあと、ずっと思っていたんですよ。
ところが、実は単に設定をいじれば解決する問題だったんです。
まずは、コントロールパネルの中にあるデバイスマネージャーを開きます。どこにあるかわからなければ検索窓に「デバイスマネージャー」と入れて検索しましょう。
デバイスマネージャー。
Bluetoothを開くと、接続しているデバイスがいろいろ出ると思いますが赤丸で囲ったやつが、本体の親玉ですので、ここをクリックして開きます。
で、一番右側にある「電源の管理」タブをクリック。
そこにある「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」という余計なお世話の項目にチェックが入っていると思いますので、チェックをはずします。
すると、なんということでしょう。
パソコンを操作せずに一定時間置いても、勝手にキーボードのブルートゥース接続が切れることがなくなり、キーを叩けば、文字が即出てくるという、ある意味当たり前の状態になります。
どう考えても初期設定がおかしいだろう、これ。
というわけですのでMIIX720をお持ちのフレンズさんで、どうもこのキーボード反応悪いな、と思っている方がいらっしゃいましたら、ぜひこの方法をお試しください。
最近読んだ、読んでいる漫画あれこれ
最近、自分の中で漫画ブームが起こっているので、レンタルコミックで借りて、ちょこちょこ読んでいます。
特に漫画を読む習慣があるわけでもなく、新作が出たら必ず買う作家がいるわけでもないのですが、たまに、思い立って、集中的にいろいろ読んだりします。
いまさらですが、かつて雑誌「ガンガン」の売上を、これ一作で支えていたと言われている、有名な傑作を読み始めました。
ちょうど最近、実写化の話が進んでいるようですのである意味タイムリーかも。
今、19巻のあたりまでいきました。
小さいパンダがかわいい。
こんなのが飼えて、自分になついてくれたら、とか考えるだけでたまらん。
コールダックみたいに、品種改良で、小型犬や猫ぐらいのサイズのまま大きくならない、飼いやすいパンダができれば、ペットとして人気爆発は確実だと思うんですが、現代の遺伝子工学でなんとかならないものですかねえ。
意外と中国のパンダ研究所では、極秘でそういう研究もやっているかもしれません。
かわいいなあ、パンダ。
東京都北区赤羽 増補改訂版 コミック 1-4巻セット (アクションコミックス)
- 作者: 清野とおる
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2015/01/09
- メディア: コミック
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最近の私の一番のヒット。
赤羽は今私の住んでいるところから、比較的アクセスが良い場所にあり、たまに行くこともあるので、この漫画には以前から興味があったのですが、いかんせん絵がちょっと苦手な雰囲気のものでしたので、なかなか手を出しかねていました。
しかし、思い切って読んでみたら、あまりのおもしろさに、一発でハマってしまいました。
著者が居住する赤羽の街で出会った、奇人変人との交遊録漫画です。
自分も出身が大阪ですので、作者の描く赤羽の街には妙に既視感があって、異世界をのぞく面白さというよりは、こんな人、いるよなあ、こういうこと、ありそうだよなあ、と懐かしさに近い妙なものを感じながら楽しみました。
キャラクターもいちいち面白いのですが、私は作者と一緒に赤羽の変人を観察して楽しむクズ人間の赤澤氏がお気に入りです。
こんな面白い漫画を描ける作者ですら、長い不遇時代があったのですから、漫画家って、本当に大変ですよね…。
題名の通り、ロシア人と結婚した女性が、サンクトペテルブルクの街や、ロシア料理を紹介するコミックエッセイ。
ノンフィクション作家の高野秀行の本に「その国を理解するためには、言葉と食べ物と音楽(踊りを含む)を知れば良い」というようなことを書いてあったと思うのですが、確かに、その国を知るのに、その土地の人々の歴史や文化を凝縮している「料理」からというアプローチは有効でしょう。
ロシア料理と言ってもビーフストロガノフ?ボルシチ?ピロシキ?程度のイメージしかわかない日本人が大半でしょうが、この漫画には、料理の名前や絵だけではなく、具体的なレシピまで載っているので、ロシアのスーパーではどのようなものが売られていて、家庭ではどのような食材で、どのような味付けのものを食べているのか、などがわかって面白かったです。
典型的な素人に毛が生えたような人が描いたコミックエッセイですので、漫画そのものの面白さはそこそこながら、題材がちょっと他にないものですので、ロシアや異文化に興味がある人にはオススメです。
ネットで類型化された「おそロシア」とは違った、ロシア人の日常の生活がそこにはあります。
佐藤優「嫉妬と自己愛 『負の感情』を制した者だけが生き残れる」と、その本で紹介されている諸作品
最近読んだ本。
嫉妬と自己愛 - 「負の感情」を制した者だけが生き残れる (中公新書ラクレ)
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/02/08
- メディア: 新書
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「嫉妬」は、これまでにも多く語られていると思いますが、「自己愛」は、最近クローズアップされつつある概念であり、そういえば、これまであんまり考えたことなかったかな~という感じで、興味深く読みました。
ちなみに本書で著者は、現在の35歳前後を境に、それより上の世代は「嫉妬」、下の世代は「自己愛」の感情の強い人が目立っている、と述べています。
社会が右肩上がりのうちは、向上心の歪んだ形として、自分があるべき場所に他人が立っていることに対して「嫉妬」することもあったが、停滞して、上へ行く見込みがないと感じる人が増えると、感情の行き先が内なる「自己愛」に向かう、っていう分析は、あり得るかな、と思いましたね。
本書では、そういった「嫉妬」と「自己愛」を語る上でのサンプルに文学作品や映画をとりあげて、その登場人物の造形から、これらの感情や、社会状況なんかを考察している、という、ちょっとおもしろい試みをしています。
せっかくですので、どういう作品をとりあげているのかを、メモ代わりにここに紹介しておきますね。
「自己愛」について。
女性作家の描く、女性の自己愛の醜さとか、絶対おもしろそうですよね。
機会があれば読んでみたいと思いました。
本文庫収録の「いなか、の、すとーかー」が紹介されていました。
ストーカーなんて、自己愛の最たるものですもんね。
こちらは「嫉妬」の事例。
どちらかというと、嫉妬のほうが、イメージしやすいかな。
有名な文学作品ですね。こちらも「嫉妬」の感情が身を滅ぼす事例だそうです。なんか夏目漱石のここらへんの前後期三部作は、どれも似たようなものが多いような気が…。
専業主婦とバリキャリの女性二人が出てくる、「自己愛」の強いこまったさんの小説みたいです。
これもおもしろそう。
唯一、これは私も読んだことのある作品です。
佐藤優はこの作品を「嫉妬」も「自己愛」も皆無の人間を描いている稀有な作品とし、時代が「嫉妬」や「自己愛」から、さらに一歩先に進んだのを感じているみたいです。
余談ですが、芥川賞受賞作といえば、だいたいつまらない作品なのが普通ですが(どうしてつまらない作品ばかり選ばれるのかといえば、選考委員の顔ぶれをみれば、だいたい想像がつくと思います)、これは例外的に面白いです。
つづいて紹介された映画がこの2作です。
どうしてこの2作なのかといえば、監督の井口 奈己と佐藤優の対談が本書に収録されているからなんですよね。
偶然なのか意図的なのか知りませんが、女性作家による作品が圧倒的に多いですね。
ちなみに「嫉妬」といえば、日本の成人男性の65%ぐらいは、こちらの作品から「男の嫉妬」に関する教訓を学んでいるものだと勝手に想像しています。
嫉妬は我が身を滅ぼすことにもなりかねないので、ほどほどにしましょう。
ノーモア、落鳳坡!