「大魔界村」と「シャイニング・フォース」を丸一日やっていました

  メガドライブミニを買ってから,セットでこういうムックを買って,

 

メガドライブミニ パーフェクトブック (カドカワゲームムック)

メガドライブミニ パーフェクトブック (カドカワゲームムック)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/09/19
  • メディア: ムック
 
BEEP! メガドライブFAN―2誌合体! メガドライブミニ総力特集号― (ATMムック)

BEEP! メガドライブFAN―2誌合体! メガドライブミニ総力特集号― (ATMムック)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2019/09/19
  • メディア: ムック
 

 

 ゲーム雑誌の紹介記事を漁りながら,どのゲームをしようかとあれこれ考えるという,昔ながらの懐かしいスタイルで楽しんでます。

 私的にメガドラ系雑誌は読んでいなかったので,雑誌そのものに懐かしさはありませんが,竹本泉とか九月姫のイラストを久しぶりに見ると,さすがにぐっときました。

 

 2週間ぐらい前に,最初にプレイすることに決めたのが「大魔界村」と「シャイニング・フォース」。

 

 どちらもメガドライブを代表する王道中の王道。

 前者はたしか当時,友達の家でやって,2面までしかいけなかったんじゃないかな?

 後者は完全に初プレイ。

 

 で,昨日,朝からシャイニング・フォースをやっていて,息抜きに大魔界村をやって,気づいたら夕方6時過ぎててビビリました。

 その間,飯も食わず。

 自分にこんな集中力が残っていたんだ,と驚きでした。

 歳を重ねて,一番老化を感じる部分は,個人的には,健康や体力よりも,集中力だったんで,条件が揃えば,まだこれだけ集中することができるんだ,ってちょっとうれしかったり。

 

 結局,夕食を取った後も夜中の1時までゲームを続けて,両方クリアしました。

 (大魔界村は自分の実力でまともにクリアできないのはわかっていたので,メガドライブミニについているセーブ機能を使って,こまめにセコくセーブしながら。それでも普通に手こずる難易度)。

 

 シャイニング・フォース,こんなにハマるとは思わなんだ。

 面白かったわー。

 若い頃やってたら,これ一本でメガドラ信者になって,ファイアーエムブレムを熱くdisってたかもなー,ぐらいの勢い。いやそこまでではないか。

 キャラクターデザインや,当たり前のように多種族共生の世界観が良かった。

 BGMもメガドラっぽいサウンドが良くて,やっぱりCDの生演奏じゃないのは,良いわと改めて思ったり。

  ゲームミュージックはこうでないと。

 

 間接攻撃ユニットが強いのも自分好み。

 難易度的にもかなりゆるく作ってくれていて,最終的にどんなメンバーを選んでも詰む心配はないので,豊富なメンバーを自由に使う楽しみがちゃんとできるようになっている。

 難を言えば,経験値は,敵を倒さないと,ダメージを少し与えるだけではほとんど入らないので,終盤,弱いキャラを1から育てるのが困難,というか事実上無理なところぐらいかな。

 

 ストーリーは「The 日本のRPG」っていう感じで,苦笑させられたけどw 

 調べてみると,ドラクエ4が1990年,ファイナルファンタジー4が1991年,本作が1992年ということで,やっぱりそうか,という感じ。

 悪の手に落ちると大変なことになる秘宝を追いかけて,あと少しで手に入るというところで敵に奪われ,古の魔物が復活してしまうとか,敵の幹部の正体が実の兄で,倒した後は,正気に戻って味方になってくれると思いきや,悪の大ボスの攻撃から主人公を守るために自らの命を犠牲にして死ぬとか,デジャヴ?これ何回目?みたいな展開だらけで,ひねたおっさんからしたら,口が裂けても「ストーリーが良かった」なんて言えないんだけど,まあ,王道は大事ですね。

 

 もうすでに値段の元は十分とったのですが,さて,次は何をしようかな?

「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」見ました

 去年の年末から,わりと頻繁に,映画館で話題作を中心に映画を観ている。

 どれもこれもおもしろく,スター・ウォーズ以外,だいたい当たりだったので,いろいろ感想を書いてみたいという思いもないではない。

 しかし,話題作過ぎてネットに感想や考察が溢れかえっているのを見てしまうと,それとたいして違う感想をもったわけでもない自分がわざわざ書いたりするのもなー,となってしまうので,それらはもう少し時間をおいて,気が向いたら書くかもしれない。

 

 で,今日は,そこまではメジャーでもなさそうな「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」を見たので,それについて。

 


映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』 予告編

 

 正統派本格ミステリ映画です。

 以上。

 アガサ・クリスティの原作で舞台を現代に移した,っていわれたら,そのまま信じてしまいそうになるぐらい,ベッタベタにクラシックな話。

 人里離れた洋館で起こる事件。

 警察に協力する名探偵(しかも警察は名探偵に頼る頼る)。

 莫大な遺産を残して自殺する富豪の老人。

 遺言状の内容を聞かされて取り乱す一族(遺言状,最高!)

 容疑者は金持ち一族と使用人。

 よくこんなシチュエーションで2020年に,クリスティ原作でもないオリジナルを作ろうと思ったな,最高か。

 

 もうね,ベタすぎて,なまじっか過去にいろいろミステリを見ていると,余計に真相がわからなくなってくるんよ。

 

 ちなみに,主人公の看護師の女の子は嘘をつくと嘔吐してしまうという,ご都合主義的奇病の持ち主。

 ってことは,これ,作り手側は,明らかに観客にフェアにミステリ勝負を挑んできているってことなんだよね。

 主人公が嘘をついているかどうかっていう情報は,作り手の都合次第でうまく隠すことができる要素なのに,わざわざこの映画では,その手を使いませんよって宣言しているわけだから。

 

 (以下,できるだけネタバレしないように内容に触れる)

 自殺したおじいちゃん,推理小説作家っていう設定だから,全部このおじいちゃんが仕組んだ茶番の可能性…ありそう!

 シリーズものでない作品の名探偵は,そもそも本当に名探偵かどうかを疑うのはこの手の作品の鉄則!

 雰囲気だけの無能かもしれないし,実はすべてを仕組んだ犯人って言うのもよくある!でも本当に名探偵だった場合も考えておかないといけないし…。

 いかにも怪しそうな一家の鼻つまみ者のゴロツキ。こいつ怪しすぎ!だから逆に犯人じゃない!?と見せかけて犯人っていうパターンか!?

 おおっと!?まだ始まってそれほどたっていないのに,もう真相を明かしちゃう?あっそうか,結局,映像化しやすい犯人視点からの倒叙ものにシフトするわけね。うんうん,それでもいいよ。

 みたいなところまでで半分ぐらいかな。

 もちろん,このままで素直に終わるわけもなく,予期せぬアクシデントや謎の脅迫者も現れつつ,飽きさせず,最後に見事な着地を決めてくれて,大満足。

 映像化が難しい本格ミステリを高いレベルでしっかり仕上げ,その上,今流行りのアメリカの格差問題や移民問題をまぶして,社会派っぽく肉付けして,ただの娯楽じゃありませんよという目配りまで欠かさない職人技。

 恐れ入りました。

 

 牛丼を食べたくなったから,牛丼屋に行ったら,ちゃんと美味しい牛丼が出てきて満足といったらいいのかな。そういう映画なんで,牛丼を食べたい人は迷わずGo!

メガドラミニを買った。

 

メガドラミニを買った。

 

 ゲーム機を買うなんて20年ぶりぐらい。

 といっても私の場合,セガマニアだから買ったというのではなく,むしろ逆で,当時のメガドライブは,面白そうなのはあるけれど,買いたいと思うまでいかないゲームが多く,やったことがなくて気になっているゲームがたくさんあったので欲しくなったという次第。

 (それでも本当にやりたかったゲーム数本は,ソフトだけを買って,本体を友達に借りて遊んだ)

 モニタにHDMIケーブル,コンセントに電源ケーブルを挿すだけで簡単に動いて,ちょっと感動。

 さっそくメガドラミニに収録されているソフトの7割ぐらいをさわりだけざっと遊んでみての感想だが,やはり当時,メガドライブではなく,PCエンジンを選んだ自分や,周囲のキッズたちの判断はやむを得ないよなあと再認識した。

 これに収録されているソフトって,メガドライブの中でも選びに選びぬかれたソフトのはずなのに,スト2とか,ロックマンとか,魂斗羅とか,ドラキュラとか,みたいなメガドラのイメージの薄いゲームが少なからず含まれていて,そりゃあ確かにゲーム自体はよくできていたのかもしれないけれど,別にメガドラミニに収録しなくてもいいんじゃあ…。

 メガドラってそこまでラインナップ苦しかったのか。

 どっちかっていうと,獣王記やおそ松くん,ソード・オブ・ソダンみたいな,ゲーム自体はあれかもしれないけれど,メガドラでしか遊べない,メガドライブのイメージを体現するようなゲームを入れたほうがらしくてよかったのに。

 あるいは,メガCDの作品を収録してくれたら,もっと評価が上がったのに。

 大魔界村ぐらいになると,メガドライブの名物移植,っていうイメージがあるから,全然OKなんだけど,他の先にあげたようなSFCPCエンジンでも遊べる,むしろそっちで遊んでいる人のほうが多いようなゲームはいらんかったなあ。

 と,いきなりネガティブな第一印象だが,まあ,値段を考えれば,どれか一本でも楽しめれば十分もとはとれるから,じっくり楽しもうと思う。

 さて,なにからやろうかな。