12月。今年もいよいよ終りが近づいて参りましたね。
最近、初めて古谷一行が金田一耕助扮するドラマ版「犬神家の一族」を見て、衝撃を受けました。
例の有名な湖中に足だけ浮かんだ逆立ちの死体あるじゃないですか、犬神家と言えばあれ、っていう。
あの死体、引き上げてみると、古谷一行版ではなんと、名前が書いてあるんですよ。
背中に「スケキヨ」の文字が!!!
一体誰が、なんの目的で書いたんでしょう?
可能性としては、
1,本人が生きているときから身体に書いてあった(なぜ?)
2,犯人が殺害後、被害者の死体に書いた(まさか、「死体は佐清ですよ、別人ではありませんよ」と念押ししているのでしょうか。そうだとしたら、犯人はホームラン級のバカですね)
むしろ、金田一耕助に推理してほしいのはそこだったような気がしました。
もうね、この絵面が見られただけで、このドラマ見てよかった!と思いましたね。
ネットでネタにされているのを見たことがなかったのですが、有名なネタなんですかね?
肝心の内容は、全五話と尺を十分長くとっているおかげで、内容をギシギシに詰め込んでいる市川崑の映画(1976)よりも、人間関係が理解しやすくなっているので、これはこれで面白かったです。
序盤で殺された若林弁護士の死因の解決をスルーしていたのは、ちょっとどうかと思いましたが(それこそ、尺の短い映画でもちゃんと触れていたのに)。