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東京でやっている展覧会にいろいろ行ってきた

書くことはいろいろあるのですが、いろいろありすぎてなかなか書けない今日このごろです。

せっかく夏休みですのでがんばります。

 

三井記念美術館フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 特別展 錦絵誕生250年 春信一番!写楽二番!」

8/16が最終日なので、昨日、三井記念美術館でやっていた「フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 特別展 錦絵誕生250年 春信一番!写楽二番!」(長い)を見に行ってきました。

三井記念美術館は初めてだったのですが、半蔵門線三越前」駅の地下からほぼ直通で行ける小規模ながら高級感あふれるところでした。

pma2015.jp

「浮世絵」ではなくて「錦絵」誕生250年というのがポイント。

今日までですので、お薦めするのもあれなのですが(後日、大阪のあべのハルカスでもやるようです)、鈴木春信の錦絵から始まって広重、北斎まで、浮世絵が時代を追ってひと通り一度に見られたので、なかなか勉強になりました。

リンク先で主な作品はたいてい見ることができますが、実物とはやはり少し雰囲気が違います。

浮世絵といえば歌麿、広重風の絵ばっかりかというと、そうでもなくて、全然メジャーではない上方の浮世絵の独自進化もなかなかおもしろいです。

その他、三井記念美術館所蔵の浮世絵と関係のない蒔絵の硯箱や茶器など、江戸時代の工芸品もいっしょに見ることができたのですが、これもなかなかのものでした。

特に象牙で作ったみかんやナスなど、近くで見ても本物と間違えそうな超絶技巧の代物で一見の価値あり。

でも、今日で終わりなんだよなあ。

 

上野の森美術館メカニックデザイナー 大河原邦男展」

昨日はもう一件、こちらも行ってきました。

大河原邦男は、ガンダムタイムボカンシリーズなどのメカニックデザインをした人です。

私はそれこそガンダムタイムボカンシリーズや、せいぜいボトムズぐらいしか見たことはないので、知らない作品もたくさんあったのですが、それでも作品のすごさや独特の世界観に圧倒されます。

館内ではガンダムのポスター制作の一部始終を撮影して、ハイスピードで紹介するというビデオも上映されていて、大河原邦男の職人芸のすごさがよくわかりおもしろかったです。

www.okawara-ten.com

上野の森美術館も行くのは今回が初めてでした。

小さいながら二階もあってボリュームのある展示でした。

 

他に、最近行ってきた展示も

 

国立新美術館「「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展 」

何をとち狂ったか、六本木の国立新美術館で1989年から現在に至るマンガやアニメ、ゲームの展示会をするという、いかにもつまらなさそうな企画だったのですが、これが意外や意外、これだけ数がそろうと壮観で、面白かったです。

国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

たぶん、その気になったら数時間ぐらいずっと見ていられそうなぐらい、盛りだくさんで、現在から見て90年代、2000年代のメインストリームがどうなっていたのか、というのを一度に振り返るという機会はそうそうありませんので、詳しい人なら、作品のチョイスに異論はあるかもしれませんが、そういうのに文句を言うのも含めて楽しめると思います。

マンガ、アニメだけならまだしも、ゲームまでいっしょに展示するというのはなかなかこれまでありそうでなかったような気がします。

名前や、作品の大体のイメージだけ知っていて、実際にどういうものなのか見たことのない作品がたくさんあり、この機会に実際に見たり、触れたりすることができて、有意義でした。

展覧会は8月いっぱいで終わってしまいます(9月から兵庫県立美術館でやるみたいです)。

これは騙されたと思って行ってみてください。オススメです。

 

 三菱一号館美術館「画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」

こちらは三菱。

河鍋暁斎というのは、幕末から明治にかけての人気浮世絵師で、この三菱一号館美術館やニコライ堂を設計した明治のお雇い外国人、コンドルも彼に師事していたそうです。

 

画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル|三菱一号館美術館

 

驚くべきはその画風の多彩さで、元々歌川国芳に入門し、その後狩野派に転じたという変わり種で、大衆向け作品から伝統的な日本画までなんでもござれ。

真面目な作品、水墨画、(中国風の)南画、滑稽画に春画、西洋画風、なんでもありなので、一人の作品展なのに退屈しません。

そういう意味で北斎に通ずるものがあります。

現在再評価されつつある人ということで、近い将来、北斎や広重、若冲なんかと並び称されるかもしれません。

とりあえずそんなところ。

つまりはそういうことだ。