今週末のアマゾンプライムビデオの100円セールに「オデッセイ」が入っていたので、今朝見た。
最近テレビ放映していたのは百も承知だが、どうせ見るなら、カットされていないものをみたいと思い。
ちなみに先週末もプライム・ビデオの100円セールで「ソイレント・グリーン」を見た。
こちらは、いかにも古い映画という感じで、今見るとまあまあ。
本当は、プライム・ビデオに入っている無料のものでも面白そうなのはいくらでもあるので、先にそっちを見たほうがいいんだけど、いろいろありすぎて、選べなくて。
逆に週末セールのやつはチャンスは今だけだし、10種類ぐらいの中から選ぶだけなので、決断もしやすくて、ついつい、わざわざ有料のこっちを選んでしまいがち。
人は、選択肢が多すぎると、かえってなにも選べないという「ジャムの研究」、あれは正しい。
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で、オデッセイだけど、明らかに自分好みっぽいのがわかっていたので、不安はなかったけれど、ちゃんとその期待にしっかり応えてくれる秀作だった。
一人ぼっちの絶望的な状況下で火星に取り残されながら、その与えられた条件の中から、できることを考えたり、楽しさをみいだしたりする主人公の性格には大いに共感するものがあった。
変な話、一人暮らししている自分だって、週末や休みの日で特に予定がない時は、似たようなメンタリティで引きこもっているので、他人事とは思えなくてw
孤独が苦痛な人なら発狂しそうなシチュエーションだろうな、こんなの。
最近読んだ本で
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こういう脚本術の本があって、「オデッセイ」の展開が、まさにこの本の通りだった。
この手の本、いろいろあるけど、これは読み物としてもおもしろいし、(あくまで王道エンタメの)脚本術としても的確だと思う。
一見、変わり種の変化球作品のようにみえて、実のところベタベタに王道のストーリーだからこそ、こんなSFチックでマニアックな話が、普通におもしろく見られるんだろうな。
そうでありながら、この手の話にしてはめずらしく、主人公が家族持ちじゃないのも、良かった。
「家族に会うために生き延びる」のがモチベーションなのではなく、あくまで自分のために生き延びようとしていたからこそ、より主人公の孤独さ、それに負けない強さが強調されて魅力的だったと思う。
今日の夜は、これを見に行く予定です。
ソ連とコメディの組み合わせで外れるはずがない。
どう考えても自分の大好物っぽい映画なので、今話題の「カメラを止めるな!」より先にこちらを見ることにした。
なんか、面白そうすぎて、期待しすぎてがっかりしてしまうパターンにならないか、今から不安になりそうなぐらい、楽しみ。