劉慈欣「三体 Ⅱ 黒暗森林」を読んだ

 いつものごとく、Youtubeをあさっていたら、子供の頃からの長年の疑問が一つ、解決しました。

 私ぐらいの年齢の方なら誰しも、日常生活を送る中、ふとノンストップゲームのテーマを聞きたくなることが年に2、3回はあると思うのですが、今はYoutubeという文明の利器がございますので、そんなちょっとした希望はすぐに叶えることができます。

 そう言うわけで、早速、こちらの動画を見つけました。


ノンストップゲーム ●上沼恵美子、月亭八方、横山ノック

 

 この動画で偶然、わかったんですが、ノンストップゲームのルールって、特に決まっていなかったんですね。動画の55秒ぐらいのところにありますが、ルールを決めないまま番組に入っていたそうです。

 子供の頃からこの番組を見ていて、これはどういうゲームなのか、サイコロの大とか小とかは、何を基準にしているのかとか、なかなか法則がわからずに、首を捻っていて、結局わからないまま番組が終わってしまっていたので、長年の謎となっていました。

 まさか、あんな人気のあった長寿番組のルールが適当だったとは(Wikipediaによると、一応ちゃんとルールはあったみたいですが)。さすが関西ローカルは違いますな。

 昔はすごいですね。 

 ちなみにノンストップゲームのテーマはこちら。

 


キダ・タロー先生       ノンストップゲーム

 

劉慈欣「三体 Ⅱ 黒暗森林」を読んだ

三体Ⅱ 黒暗森林(上)

三体Ⅱ 黒暗森林(上)

 

 

 

三体Ⅱ 黒暗森林(下)

三体Ⅱ 黒暗森林(下)

 

  「三体 黒暗森林」に関して、2000文字ぐらい書いた感想が、iPadから更新したら、保存されずに、そこだけ消えてしまいました。

 

 1時間以上かかって書いたのに。

 あまりのショックに、もう書き直す気にならないので、一言。

 

 面白かったです。

 

 はてなブログiPadアプリも、Chromeブラウザからの更新も、クソ使いにくいの、なんとかしてください。

2020年 買ってよかったもの 高枝ガーデンポールソー

 去年、自宅に光回線(NURO光)を引いてから、Youtubeを見る時間が激増しました。

 それまで最近の若者が、テレビを見ずに、Youtubeばっかり見ている、と言われても、なかなかピンとこなかったのですが、なるほど、素人Youtuberの動画編集技術の高さがここまで上がっていると、内容さえおもしろければ、下手な低予算TV番組なんかよりよっぽど見ごたえがあるというのを実感しました。

 私が定期的に見ているオススメYoutuberの番組なども、機会があれば紹介していきたいのですが、昨日、ずっと見ていたのは、海原千里・万里だったりします。

 


海原千里・万里 漫才(上沼恵美子)①

 

 Youtubeのおかげで、自分がリアルタイムで見ることができなかった漫才まで気楽に見ることができて、良い時代ですね。

 

 見る前は、まあ、言っても女流漫才だしなあという気持ちがなくもなかったのですが、予想以上にすごかったです。しかもこの若さで。

 女芸人の漫才でよくある、すごく頑張ってる感、無理してる感がなく、声も間も良くて、すごく見やすい。

 それでも上沼恵美子が面白いのは、まあ、想像できなくもなかったのですが、お姉さんも本当に上手でびっくり。二人とも歌もうまいなあ。

 

 去年のM1でマジカルラブリーが優勝したことで、物議をかもして、「漫才は進化している」みたいなむりくりな擁護をしている人もいましたが、バリエーションが増えることはあっても、漫才は漫才で、昔も今も、本質は何も変わらないと思います。

 確かに全体の平均的なレベルは昔よりずっと上がっているかもしれませんが、昔のトップレベルの漫才は、今見ても普通にM1上位レベルで、全然、面白いです。

 

2020年 買ってよかったもの 高枝ガーデンポールソー

 年が明けてしまいましたが、定番企画ということで、2020年に買ってよかったものを紹介しようと思います。

 去年は結構いろいろ買ったので、数をしぼって少しずつ。

 まずは2021年も、あいかわらず活躍しているこちら。

  本当は楽天で買ったのですが、楽天で今、同じものが取り扱いされていませんでしたので、Amazonのリンクを張っています。

 

 私の主目的は、高枝切ではなく、幹や枝の根元から切断でしたので、ポールを付けずに、本体のみで電動ノコギリとして使っています。

 

 使いやすくて、サクサク切れて快感です。

 一昨年、庭の枝切りのためにノコギリを買ったときも、ノコギリの便利さとその切れ味に酔いしれていたのですが、

Z ゼットソー 硬木250本体

Z ゼットソー 硬木250本体

  • メディア: ホーム&キッチン
 

  こちらを初めて使うようになった感動が、素手から「銅の剣」を装備した感じだったとすると、電動ノコギリを初めて使ったときの圧倒的なパワーアップ感は、ドラクエファイナルファンタジーではちょっと表現できません。

 ウィザードリィの「村正」を、初めて装備したときのような、圧倒的万能感でした。

 

 ノコギリで、一日仕事で苦労して切っていた木の枝や幹が、数分でサクッと切れます。

 いろいろ切りまくっているうちにだんだん、コツがつかめて、よりスムーズに切れるようになると、ますます使うのが楽しくなってきました。コードレスなので、コードの取り回しなど考えず、気軽に使えるのも良いです。

 

 まだポールを使っての高枝切は試したことがありませんので、そちらの用途として使うのが、どうかは言えないのですが、手軽な電動ノコギリとしては優秀だと思います。

 この手の機器にしては、比較的試しやすい値段ですので、気になっている方には、オススメいたします。

田中啓文「信長島の惨劇」を読んだ。四人の戦国武将が孤島で童歌に沿って殺されていく、とかいうふざけたミステリ。

  もう去年の話になってしまうのですが、久しぶりにミステリの新作を読みました。

 

 ミステリに限らず、フィクションの新作小説を読むこと自体、結構久しぶりです。

 

田中啓文「信長島の惨劇」を読んだ。四人の戦国武将が孤島で童歌に沿って殺されていく、とかいうふざけたミステリ。

信長島の惨劇 (ハヤカワ文庫JA)

信長島の惨劇 (ハヤカワ文庫JA)

 

本能寺の変織田信長明智光秀に討たれてから二週間後。死んだはずの信長を名乗る何者かの招待により、羽柴秀吉柴田勝家高山右近、そして徳川家康という四人の武将は、三河湾に浮かぶ小島を訪れる。それぞれ信長の死に負い目を感じていた四人は、謎めいた童歌に沿って、一人また一人と殺されていく――。アガサ・クリスティーそして誰もいなくなった』にオマージュを捧げた本格時代ミステリの傑作。

 

 あらすじ読んだだけで、もうお腹いっぱいですね。

 

 こういうインパクトの強い題名のミステリは、得てして、読んでみると、ただふざけているだけで、中身がグダグダ、結局、「設定が一番面白かった、というより面白いのは設定だけ」という感想になりやすいです。

 私も過去に、それで何度がっかりしたことか。

 

 ちなみに田中啓文の作品は昔「銀河帝国の弘法も筆の誤り」を読んだことがあります。本当に私は、くだらない題名の小説に弱いですね。

 

銀河帝国の弘法も筆の誤り (ハヤカワ文庫JA)
 

 

 読み始めからしばらく、事件もおこらず、平凡な歴史小説のような記述が延々と続くので、肩透かしをくらうのですが、メンバーが続々と孤島に集まって以降は、普通の孤島ミステリっぽくなり、面白くなってきます。

 

 設定が設定ですので、ガチガチに本格的なミステリを期待する人もあまりいないとは思うのですが、意外とミステリになっていて、最後もきれいに着地しましたので、読んでよかったな、というぐらいの満足感はありました。

 

 逆に言うと、設定の突飛さと比べると、小さくまとまってしまったな、という不満もなきにしもあらずでしたが、それは贅沢というものでしょう。

 最後まで読んだら、歴史をネタにする必然性、みたいなのもちゃんとあったので、ある意味歴史ミステリと言っても良いかもしれません(読んでいる間はそんなこと、思いもしませんでしたが)。

 

 ステイホームに合わせて、あんまり重たくない、軽いミステリを読んでみたい、みたいな気分の方には、オススメです。