とうとう月1更新すらできなくなってしまって、このブログも、そろそろ賞味期限切れなのかなという思いが強くなってきた今日このごろです。
こんにちは。
最近買った本
書きたいことは、いくらでもあるのですが、ありすぎて逆にうかつに書き出せないというか。
2月の一ヶ月、仕事で忙しすぎて、何もできなかった時期があったせいで、いろんな習慣がいったん途切れて、その反動で、3月は、いろいろ物欲が湧いて、買い物しまくっていました。
とりあえず、紙の本を買うことは、めずらしいので、それを紹介しようかと。
こんなに更新が途絶えていると、当然のことながら、アフェリエイトの入金も長らくありませんので、あわよくば、ちょっと小銭を稼げやしないか、という助平心もないではないです。はい。
飛田早紀「思考がわかって強くなる! 飛田早紀の囲碁実況」
Youtubeを見ています。
本が出て、お布施するなら今しかないと思い購入。
おそらく、このサイトを見ている人で、囲碁に興味のある人はまずいないだろうから、オススメしても詮無いことなのだと思うのですが、面白いです。
ちなみに私の囲碁の実力は、ヘボです。
(今どきのYoutuberは、みんなそうですが)、編集も上手で、普通にテレビ番組見ているのと変わらない感覚で見ることができます。
NHKの囲碁講座は、局地的な解説しかなく、一局全体を通しての打ち方の参考にはならない。
NHK杯のプロ棋士同士の対局は、最低一時間以上あるので、長すぎて、気軽に見られない上に、対局のレベルが高すぎて、難しい。
それに比べて、この番組では、棋士本人が実際に素人を相手に、実践でどういう意図を持って打ったのかを、自身が打ちながら解説してくれるので、すごくわかりやすい。
時間も長すぎず、短すぎず。だいたい20分ぐらいなので、夕食の際に更新されていたら、ご飯のお供で見ています。
本はまだコラムしか読んでいないのですが、Youtubeの番組内の対局と連動しているみたいなので、自分で盤に石を並べなくていいのも、嬉しい。
私もこの番組のおかげで、なぜ動画配信で、ゲーム実況というジャンルが盛況なのか、よくわかりました。
ランドル ギャレット 「魔術師を探せ! 〔新訳版〕」
本屋で偶然、見つけた本。
まさか令和の時代に、ランドルギャレットの新刊と出会えるなんて、思いませんでした。
やっぱりたまには本屋に行かないといけないね。
海外ミステリファンなら知っていても不思議ではないという意味では、マニアックと言うほどでもないけれど、ジャンルとして体系的にミステリを読まない人なら、まあ知らんわな、っていうぐらいにはマイナーなこの作家。
私も昔、この人の別の作品を、読みたいと思ったけれど、絶版で古本屋でも見つけられず、ミステリマニアの人に譲っていただいて読んだので、ちょっと思い入れのある作家さんだったりします。
それがこの作品。
今見たら、アマゾンで10,000円の値段がついていますねw
どうせこの本もすぐに絶版になるんだろうなあ……。
どちらも同じシリーズ物で、プランタジネット朝が現代まで続き、科学的魔法技術や魔術師が存在する世界の中で展開する本格ミステリです。
もうそれだけで、おもしろそうでしょ?
もちろん、魔法がなんでもありなら、ミステリになりようがないので、魔法を使えるのは限られた魔術師だけ、その魔法も万能ではなく、いろいろな制限がついているので、その枠内で、あり得る解決を考えるわけです。
田中 芳樹「新・水滸後伝」
これも本屋で実物を見るまで、存在すら知らなかった本。
ちょうど去年の11月から見始めた中国ドラマ「水滸伝」が、今年の1月にようやく見終わったところだったので、この文庫が3月に発売されて、自分の目に触れるということに、運命すら感じてしまいましたよ。
「水滸後伝」なんてマイナーな作品、そもそも面白ければ日本人の作家が、もっとたくさん書いているはずなので、面白いはずがないんですよね。
そして、田中芳樹のようなメジャーな作家が書いているのに、私がこれまで全く知らなかったってことは、まあ、評判になるほど面白くなかったんだろうなあと容易に想像がつくわけで。
しかし、出版不況の中、今買わないと、あっという間に絶版になりそうなので、後で読みたくなって後悔したくなかったのと、田中芳樹の名前があるとはいえ、こんな売れなさそうな水滸伝関連本をがんばって出してくれたんだから、水滸伝の火を消さないために、自分が買い支えないとという謎の義務感も手伝って、思い切って買っちゃいました。
地雷を全力で踏み抜く覚悟で買ったんですが、今ちょっとだけさわりを読んでみた感じ、意外と面白いです。
「三国志演義」に例えると、劉備の死後、廖化や王平が躍動し、魏延や馬謖レベルの人材をメインに据えざるを得ないという華のなさが、逆にこれはこれで味わい深くなってくる、という侘び寂びに近い面白さを感じます。
「源氏物語」の宇治十帖とかでもいいんですが。
福井 憲彦「教養としての「フランス史」の読み方」
図書館で全部読んだんですが、おもしろかったので、自分用に購入。
世界史全般とか、ローマ帝国とかを、わかりやすく概説する本は多いんですが、ヨーロッパ史をもうちょっと詳しく、だからといって、専門的すぎずというさじ加減のフランス史本は、フランス革命あたりだけならそれなりにあるんですが、まるっとフランス一国、過去から現在まで一冊で丁度いいのが、あんまりなかったので、自分的にはかなり嬉しい一冊でした。
おかげで、自分の中でプチフランスブームが起こり、その勢いでこちらも購入。どちらも新学期の始まる直前の3月ですので、2021年最新版です。
この内容でこの値段ってもう、コスパ良すぎというか、もうタダみたいなもんです。
特にタペストリーの方は、多分私が学生の頃はなかったと思うんですが、これ単体で読み物としても成立するぐらい面白いです。
ちなみに世界史年表では2020年、ディエゴ・マラドーナの死去まで載っていました。
そんなところ。
軽く買った本を紹介するだけで、こんなにいろいろ書くつもりはなかったのに、書き出すと、止まらなくなってまとまった時間を使ってしまうから、なかなか気軽にブログを更新できないんだよなあ。