ワールドカップ 本日のベスト8 承久の乱の予想 最近読んだ本

ワールドカップ 本日のベスト8

ポルトガル対モロッコ

 そうなって欲しくないとは思いながらもやっぱりモロッコが勝ちましたね。

 このまま決勝がモロッコクロアチアとかになったら、どうしましょう。

 大会後も、各国、守備重視がトレンドになってしまう事態はあまり望ましくないんですが。

 

フランス対イングランド

 順当にフランス勝利。

 イングランドはPK以外に得点を取れなかったのだから、へたにPK2発で同点とかにならなくて良かったです。

 それにしても、スペイン、オランダに続いて、またもやPKの対策や練習量を誇る国が、まさにそのPKによって敗退。

 今大会ほどPKの重要性がクローズアップされた大会はないのではないでしょうか。

 今日の2試合は、先制したほうが普通にそのまま勝ってしまったので、昨日ほどの盛り上がりはありませんでした。

 

承久の乱の予想

 鎌倉殿の13人、今日はいよいよ承久の乱ですね。

 私は朝廷側の勝利と予想します。

 見ましたか、あの藤原秀康のあの頼もしさ。これはもう、大正義朝廷軍、勝利待ったなしです。逆に、義時はいくらなんでも御家人に敵を作りすぎです。これでは、いざという時に幕府側は一致団結できず、バラバラになってしまいますよ。将軍実朝が存命だったころならまだしも、幼少の三寅では、求心力がなさすぎです。

 

最近読んだ本

 というわけで、最近読んだ本。

 基本的には、面白かった本だけ紹介しています。

 大河ドラマ時代考証を務めた著者による鎌倉時代の解説本なので、大河ドラマを見ていると内容がものすごく近くてわかりやすいです。

 

 へたな「鎌倉殿の13人」の副読本よりよほど、参考になります。

 

 久しぶりに高野秀行の本。

 著者が過去のさまざまな体験や探検と、その際、必要に応じて身につけた語学の遍歴を通して、「外国語を学ぶとは、使うとは」について考えた語学エッセイ。

 

 なので、著者の過去作と重複する記述も多く、ファンなら「ああ、そういえばあんなことあったな、あそこにも行ってたな」と高野秀行の著作を懐かしく振り返る総集編的な楽しみ方もできます。

 なにより、語学の本って、基本的に語学のプロフェッショナルが書いた本がほとんどなので、こういう「学んで一応実用レベルまでは到達したけれど、語学のプロというレベルにはとてもとても」というぐらいの人の本はなかなか読めなくて貴重。

 著者はメジャー、マイナー問わず、とにかくいろんな言語を使えるようになるところまで取得しているのだが、学んだ言語の殆どが、長年使わないと、記憶に残らずに忘れてしまっているというのもリアル。

 なにしろ、世の中の語学学習者の大部分は初心者のまま挫折したか、永遠に中級者のあたりを中途半端にさまよっている人ですから。

 この本を読んで改めて思ったのは、グローバル言語が英語でなくて、スペイン語だったら、日本人ももう少し、楽だったのになということ。

 語学学習好きには特におすすめ。

 

 イタリア人の、しかも学者さんでもない一般人による平安時代の女流文学に関するエッセイというめずらしい本。

 蜻蛉日記とか、更級日記とか、伊勢物語など、古文や日本史で名前は覚えたけれど、どんな話なのかよく知らない本について、こんな話だったのか、という入口にはなかなか良かったです。

 

 軽く読めて、面白い本です。

 著者のようにメジャー言語の英語で、出版翻訳家になり、しかも翻訳した本の何冊かはベストセラーになるぐらいの成功をおさめるなんて、生半可な能力では無理な、出版翻訳家超エリートのはずなのに、それでもこんなに大変で、結局廃業を余儀なくされるほど割に合わないのか、というのがリアルにわかります。

 翻訳家だけあって、文章は軽快で読みやすく、続きが気になって、一気に読み切ってしまいました。

 この当時ですらこれなのですから、現在の出版業界の翻訳業の厳しさを察するにあまりあります。