今週のお題「おうち時間2021」
緊急事態宣言により各施設が閉鎖される予定の前日に、長居植物園へ行ってリフレッシュして以降は、おとなしく家に引きこもっております。
「ウマ娘」を見た。
見れば面白いだろうとは思っていたけど、リアルタイム視聴のタイミングを逃して、なかなか手を出しかねていて、アプリが盛り上がっている今しかないと思い、一気見。
スタッフがたぶん自分と近い年代なんだろうなあというのが、馬のチョイスやギャグのネタなどの端々に感じられて、そういう意味でもすごく見やすい作品でした。
まあ、面白いに決まってるわな、とは思っていたのですが、シーズン1は想定内の面白さ、シーズン2は想定以上でした。
シーズン1を見た後、思ったのは、「艦これ」のアニメがやるべきだったことを、これ以上にないほど上手にやったなあということです。
「艦これ」も、これぐらいうまくやっていれば、アニメやその他メディアミックスの展開寿命ももっと伸びただろうにという。
シーズン1の主人公、スペシャルウィークは、アニメ「艦これ」の主人公の吹雪とよく似ていて、主人公らしいっちゃあ、らしいキャラクターなんだろうけれど、私はこういう天然キャラ、好きじゃないので、感情移入できず、「ほほう、こう来たか、なるほどなるほど、うまいこと作るなあ」みたいにキャラではなくて、作りの上手さを楽しんでいました。
シーズン1は、競馬の知識ゼロだと、普通に楽しめはしても、そこまですごく面白いアニメでもないな、ぐらいの感想でした。
なぜか唯一関西弁キャラの、タマモクロスがかわいかったので、もっと出番を増やしてほしかったかな。
ところが、シーズン2は、すごかった。
同じ作品のはずなのに、クオリティが別物というか。こっちは本当に傑作。
競馬の知識ゼロの人でも、たぶん、ぜんぜん面白いんじゃないかっていうぐらい、面白かった。
キャラクターの魅力がシーズン1と比較にならない。
元ネタの差なのか、スタッフが慣れてきたからなのかわからないが、各キャラがいちいち良くて、感情移入しまくりでした。
ライスシャワーとか、よく史実からこういう風に話を作るよなあって、脱帽です。
クールと言うか、冷たくて朴念仁な感じだったミホノブルボンが、だんだん魅力的に見えてくるあたり、すごいよなあ。
競馬に全然思い入れの無い私ですら、中盤以降、毎話、涙なしでは見れませんでしたよ。
特に最終回、先の展開なんてわかりきっているのに、何度見てもクライマックスでグッと来る、あそこの演出とか神がかっているよなあ。
「イップ・マン 継承」を見た。
一昨日に見た、「イップ・マン 葉問」(原題通り素直に「イップ・マン2」としてくればよいのに、変なタイトルの付け方をするから、パッと見て何作目かわかりにくくて閉口した)に続いて視聴。
3作目だし、ターミネーターやランボーのごとく、そろそろマンネリの凡作になるのかな?とあまり期待せずに見たのだが、すごく面白くて意外だったので、びっくりした。
マイク・タイソンが出てくるっていう時点で冗談みたいなのに、そのマイク・タイソンがなかなかいいんだよな。
ドラマとアクションのバランスも、今までで一番良い。
1作目、2作目が外国人の私の目には、ちょっと愛国ポルノっぽくて、鼻白む部分がないでもなかったのだけど、今回は、素直に話にノッていけた。
もしこういう話を現代の香港でやろうとしたら、1作めの日本人、2作目、3作目のイギリス人的ポジションは、中共なんだろうし、中国(大陸)以外の人には痛快な作品になること間違いなしなんだけど、そんな作品、間違いなく作られないだろうなあ、とか思いました。
同じカンフー映画でも、主人公が違うと、ブルース・リー、ジャッキー・チェンともまた全然違うものができるんだから、面白いですね。かっこよさにも、色んな種類があるというか。